気象衛星「ひまわり8号」の機能の進化

気象衛星「ひまわり8号」が10月7日に鹿児島県の種子島宇宙センターからH-IIAロケットで打ち上げられました。
約10日後には、日本の南にあたる東経140度の赤道上空約36,000kmの静止軌道に入る予定で、その後、性能確認テストを行い、2015年の7月頃から本格的な観測を始めるそうですが、今まで活躍している「ひまわり7号」に比べ、ものすごく違いがあるそうです。

まず、1番目としては、画像がカラーで見られることです。
「ひまわり8号」は、観測種別が約3倍の16種類になります。
観測センサの波長帯の数が、7号は可視光が1バンド、赤外線が4バンドの計5バンドでしたが、「ひまわり8号」は可視光が3バンド、近赤外が3バンド、赤外が10バンドの計16バンドになります。
その結果、雲のようすを、これまで以上に詳しく見ることができるようになります。
そして、可視光が3バンドになったことで赤・緑・青のカラー合成ができますので、白黒だった画像がカラーに変わります。
春先に大陸から黄砂が飛んできますが、白黒だと黄砂なのか雲なのかよく分からなかったそうですが、カラーになると黄砂は黄色く写りますので、見ただだけで黄砂だと判別できることになります。

2番目として、今までぼやけていた部分がより鮮明に分かるようになります。
「ひまわり8号」は従来機よりも性能が飛躍的に向上し、データ量は50倍にもなります。
そして、分解能が2倍になります。
「ひまわり」は可視光と赤外線の観測センサを搭載していますが、可視光のセンサの水平分解能が1kmから0.5kmへ、赤外線は4kmから2kmへと変わります。
分解能が上がればそれだけ細かく見られますので、今までぼやけていた部分がより鮮明に分かるようになります。

3番目として、観測所要時間が30分から10分程度に短縮されます。
ひまわりは、赤道上空の静止軌道から東アジアや西太平洋を観測します。
地球全表面の約4分の1にあたるこの面積を、一般的なカメラのように1回でパシャッと撮影するのではなく、北極付近から南極付近まで、東西方向に帯状に少しずつスキャン(撮影)していきます。
これまではスキャンが完了するのに30分かかっていましたが、10分でできるようになります。
さらに、日本付近については2分半ごとの観測が可能になります。
衛星から見える範囲の観測を10分間隔で行いながら、特定の領域を2分半間隔で観測できるのです。
その結果、豪雨や竜巻をもたらす積乱雲の急発達のようすを、いち早く捉えることができると期待されています。
スポンサーサイト
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム
QRコード
QR