西之島の溶岩マウンド

噴火が続いている西之島の続編です。

まだまだ西之島は噴火が活発なようです。
9月17日に、海上保安庁が航空機で上空から観測したところ、島の中央部に新たに複数の火口ができていることが確認されたそうです。
島中央部には火山の噴出物が積み上がり、東西約300m、南北約400mの「火砕丘」が形成されています。
このうち3箇所の火口からは、溶岩や噴石が断続的に100mほどの高さまで噴き上がり、噴煙も1500m前後の高さに達し、火口の周辺は噴き出した噴石や溶岩で50m以上の高さになっていることが確認されたそうです。
また、新たな火口から流れ出した溶岩によって、火口の北側にある噴火前の元の島は大部分が覆いつくされていました。
火口では8月、溶岩が積み上がった「溶岩マウンド」を確認しています。
溶岩の流れがせき止められ爆発的噴火につながるとの見方があったのですが、今回の観測では、「溶岩マウンド」は火砕丘にほぼ埋没していたそうです。
専門家は、「新たな火口ができており、爆発的噴火の可能性は低くなった」との見方を示した上で、直径数mの溶岩片が噴き出すなど活動は活発と指摘しています。
溶岩が流れ出す火口の位置が変わったため、現在の島の大きさは東西に1550m、南北に1450mとなり、面積は東京ドーム33個分に当たる約1.56平方kmになったと発表しました。
噴火前の島の7倍ほどと、およそ1か月前の観測と比べてわずかに広がっているそうです。
高さも、7月に標高約74mだった火山は、さらに高くなったそうです。


これは、8月6日に読売新聞社機が上空から西之島を撮影した画像です。
この頃は、噴火が3箇所もはなかったのかも知れませんが、西之島の北側は海水の変色域で囲まれています。
この変色域の状況を見ると西之島の地下では火山活動が活発化しているのがよくわかります。


8月26日の海上保安庁の観測で、先の東大地震研発表にあった西之島の北火口に出来た新たな「溶岩マウンド(ドーム)」が映像として捉えられていました。
まだ大きくは成長していませんが、この「溶岩マウンド」によってこれまで地下からじわじわと供給されていた溶岩の地表への吹出しが蓋をされてしまったことになるので、地下からの噴出圧力が逃げ場を失って地下の圧力が限界まで高まった時、大爆発を起こす危険が生じているとも言われていました。


西之島の中央火口(北火口)に「溶岩マウンド」が出来たことが発表されましたが、その画像を拡大すると、これまでの火口を塞ぐような形で、溶岩による蓋が出来ている様子がよく判りました。
この火口からは、昨年11月末に西之島新島として海底噴火していたものが海面に顔を出して以来、間断なく溶岩や噴石を吹出していましたが、ここへ来て溶岩の粘度が高くなってきたのか、吹き飛び散ることなく火口上で固まり始めたものと思われていました。
8月26日の段階では、出口を塞がれた形になっていただけに、地下の圧力が高まってガスや水蒸気による爆発的噴火に結びつくようなことがあれば大変なことになると心配していました。


地震研の発表によれば、8月12日現在の状況として、西之島の溶岩流による陸地の拡大は最近新たに出来た北東火口からの溶岩流によると見られる北東方向への拡大が図の赤で示す部分のように進んでいますが、他の方向への拡大は収まって来ているようだとしていました。
また中央部にあった複数の火口は一つにまとまった大きな火口となって溶岩流や噴石等の噴出は停まり、さらにはそこに「溶岩マウンド」が形成されつつあるようだと言われていました。

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