盆地について

日本には盆地がたくさんあります。

盆地(ぼんち、basin)とは、周囲を山地に囲まれた、周辺よりも低く平らな地形です。
盆地はその成因によって
・侵食盆地
・構造盆地
・カルデラ盆地
に分類されます。
①侵食盆地
侵食(しんしょく、erosion)とは、水や風などの外的営力により岩石や地層が削られることです。
侵食盆地は、堅硬な地層に囲まれて、地層や岩石の軟らかい所があり、その境界が盆地状を成すとき、軟らかい所が選択的に侵食されて、周囲よりも低くなった地形を言います。
特に石灰岩地域に発達するものは、溶食盆地(ポリエ)とよばれ、カルスト地形の一種です。
このポリエという語は、スラヴ語派の言語から派生したものだそうで、原義は「野原」(field)ですが、英語および日本語では、カルスト地形の平原についてこの語を用いています。
本当の意味のポリエは、カルスト石灰岩のうち、大きく、底部が平坦な窪地であり、長軸が主要な構造の走向に平行に発達し、数千kmの長さになるものを指すそうです。
世界の主要なポリエには、ボスニア・ヘルツェゴビナにある世界最大のリヴァニスコ・ポリエ(Livanjsko polje、長さ60km、幅7km)などがあります。
②構造盆地
構造盆地(こうぞうぼんち、tectonic basin、structural basin)は、プレート運動により、本来は平坦であった岩石層が、地殻変動によって形成されたもので、大規模な地質構造のひとつです。
構造盆地は、堆積盆地の場合は、沈降地形に後から堆積物が溜まって形成されます。
しかし、多くの構造盆地は、堆積層が形成された時期よりはるか後になって、プレート運動に伴って形成されたものがほとんどです。
②-1撓曲盆地
撓曲(とうきょく、flexure)とは、地中のある断層がずれたことで、上にある地層が撓む現象です。
同じ場所でも地点により引っ張られる力が違う場合、強い方が断層、弱い方が撓曲となり、断層部分では丸ごと地層が落ち、撓曲部分では上の地層が撓むという現象も起こります。
撓曲盆地は、この撓曲(断層上の地層が撓む現象)の作用によってできたもので、世界的にも珍しい種類の盆地です。
②-2断層盆地
断層(だんそう、 fault)とは、地下の地層もしくは岩盤に力が加わって割れ、割れた面に沿ってずれ動いて食い違いが生じた状態を言います。
そして、この断層の作用によって、陥没してできた盆地が断層盆地です。
この断層盆地も細分され、両側が断層になっているものを地溝盆地、片側のみのものを断層角盆地と呼んでいます。
また、断層盆地を作る運動は、侵食や堆積作用に較べて相対的に急激であることから、盆地の中に湖が形成されることが多いのが特徴です。
②-3曲降盆地
曲降盆地(きょっこうぼんち down(warped) basin)は、山間盆地とほぼ同義で、地盤が緩やかに下にたわむ変動で、比較的波長の大きい変動を示すものを曲降運動と呼び、それによって生じた盆状の地形を曲降盆地と呼んでいます。
中央部の地盤が湾曲し、下降するので自噴井ができやすいのが特徴です。
③カルデラ盆地
カルデラ(caldera)とは、火山活動によってできた大きな凹地のことで、「釜」「鍋」という意味のスペイン語に由来し、カルデラが初めて研究されたカナリア諸島での現地名によるものです。
カルデラ盆地は、この火山活動の外輪山により生成されたものです。
また、中央部に湖を伴うこともあり、盆地を水が覆って(湖が形成されて)いるものを湖盆、そうでないものを堆積盆地と呼んでいます。
阿蘇盆地が有名です。
スポンサーサイト
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム
QRコード
QR