メサとビュート

今から1600万年前には、日本列島がユーラシア大陸から分離し、後に瀬戸内海と呼ばれる海が出現しました。
瀬戸内海には、現在の和歌山県、大阪府河内地方、大阪湾、兵庫県西部、岡山県、広島県東部、島根県東部などが含まれていました。
この当時の瀬戸内海は亜熱帯の海であり、珊瑚やマングローブが生育していたそうです。
そして、 1,400万年前から1,000万年前には、二上山、室生、讃岐、周防大島の各地域で火山活動が活発化し、瀬戸内海は陸地化したそうです。

この激しい火山活動で、花崗岩の上に火山灰などが堆積し、その上に溶岩が流れました。
やがて浸食が進み、浸食に強い固い溶岩が頂上に取り残された山々がたくさんできました。
これは、香川県で顕著に見られ、差別侵食によって形成されたテーブル状の卓状台地はメサ (mesa) と呼ばれ、さらに浸食が進み孤立丘となったものはビュート (butte) と呼ばれています。
香川県では、メサの山は、屋島、五色台、城山などがあり、ビュートは、讃岐富士と呼ばれる飯野山などがあります。
日本では、メサは、屋島の他に、万年山、荒船山などがあります。
ビュートは、伐株山、鷹ノ巣山 (福岡県・大分県)などがあります。

メサの原語はスペイン語であり、テーブルとか机を意味しています。
湿潤気候下の日本でも、メサやビュートの地形はありますが、主には乾燥地帯に発達する地形です。
上位には硬い水平な地層があり、下位に浸食されやすい柔らかい地層がある場合に、川などで下の地層が浸食されて、急崖を形成し、上部は浸食されないためにテーブル状の台地となります。
ビュートの斜面には崖錐(Talus)が発達しています。
乾燥地では植物に被われていないためよく観察でき、アメリカ合衆国には乾燥した西部諸州(ワイオミング、コロラド、ユタ、アリゾナ、ニューメキシコ)にこのような地形が多く見られています。

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グランドキャニオンなど、コロラド川周辺に見られるメサとビュートです。
浸食が進むと台地は孤立してきます。
この地形をメサと言い、写真では左側の台地状の地形です。
この台地がさらに侵食され、台地の幅が高さよりも小さくなって孤立丘の状態になったものがビュートで、右側の地形や、メサの手前の尖がった地形がそうです。
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