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イタリアにあるサンパトリツィオの井戸

イタリアにあるサンパトリツィオの井戸を紹介します。

中部イタリアのウンブリア州テルニ県には、オルヴィエート(イタリア語: Orvieto)という人口約2万1000人の町があります。
この町には、ゴシック建築の最高峰ドゥオモがありますが、その他にも世界に誇れるサンパトリツィオの井戸(Pozzo di S.Patrizio)という遺産があります。
まず、この井戸のあるところですが、オルヴィエートの町の崖っぷちに位置しています。
井戸を見るのには、ケーブルカーに乗りますが、わずか数分で山上駅に着きます。
サンパトリツィオの井戸は、ケーブルカーの駅の少し北側にあり、駅を出たら右側斜め手前の道を少し進みます。
そして、直径13mのケーキ状の建物が見えてきます。
サンパトリツィオの井戸はこの中にあり、井戸の入り口で入場料6000リラ(約130円)を払って中に入ると螺旋状の階段が付いていて下に降りられるようになっています。
このサンパトリツィオの井戸の歴史は、今から487年も前にさかのぼります。
1527年に、カール5世によってローマを掠奪されたため、ローマから逃れてきたローマ法王クレメンス7世(メディチ家出身の教皇)が、水源を確保する為に命じて、A.ダ・サンガッロ・イル・ジョーヴァネによって掘られた井戸で、1573年に造られています。
井戸は、直径15m、深さ62mにまで掘り下げられています。
そして、この井戸は、昇り降りに通っていたらせん階段は、お互い邪魔にならないように上下2段に造られています。
入り口近くから見た井戸の底は、青く光る豆粒のような水面が見えるだけでしたが、井戸の底に近づくに従って、その光っているものが大量のコインであることが分かりました。
日本人が賽銭箱にお金を入れるように、ヨーロッパの人たちは、この井戸にコインを投げ入れたのでしょう。
井戸の底には橋が架かっており、これを渡ると今度は登りの道となります。
つまり、水を汲むために人や動物が直接水まで到達することができ、水を積んだ後、地上に戻る際には階段を降りてくる人や動物と会わないよう設計されています。
この井戸には、当時としてはとても高度な建築技術が用いられており、歴史的にも技術的にも貴重なものとなっています。

 
サンパトリツィオの井戸の入り口です。
断崖絶壁の上に建てられています。
この地形から地下水を取り込むためには井戸の深さは62m必要だったと推察できます。


井戸の中の構造です。
井戸の周りに螺旋階段が設置され、井戸も穴が開いているために、降りながら中が見えるようになっています。


ここが井戸底です。
写真のように、井戸の底には橋が架かっており、これを渡ると今度は登りの道となります。

 



































井戸の入り口です。

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