土が岩石になる時間

私たちの周りには、「土」と呼ばれる物質があります。

この「土」は、地球を覆っている物質で、その用途などで「土質」と言ったり「土壌」と言ったり「土砂」と言ったりしますが、つまりは「泥」とか「粘土」とか「シルト」とか「砂」とか「礫」とかの集合されたものです。
「泥」とか「砂」とかが硬くなって「石」つまり「岩石」になったものは堆積岩と呼ばれます。
このようになるのには長い長い年月があります。

「泥」が固まると泥岩、「砂」が固まると砂岩になります。
これは続成作用によるものですが、これは、堆積した「泥」・「砂」・「礫」・「火山灰」・「生物の遺骸」な どの粒子が,長い時間とともに互いに癒着して固まっていく作用のことです。
この「泥」→泥岩、「砂」→砂岩の変化速度は様々な条件によって違うので一概には言えないそうですが、日本では 2千万年前よりも新しい地層では岩石とは呼べない軟らかい地層が多いため、「泥」→泥岩、「砂」→砂岩の変化にかかる時間は1~2千万年程度だとされています。
愛媛県の地層で検証してみますと、四万十帯は、古い地層は中生代白亜紀ですが、新しい地層は新生代新第三紀中新世(2200万年前)です。
領家帯の高浜層群、興居島層群、石鎚層群は新生代新第三紀中新世(1200~1500万年前)です。
高月山花崗岩類は新生代新第三紀中新世(1400万年前)です。
四万十帯、高浜層群、興居島層群は、泥岩、砂岩、礫岩で、石鎚層群は黒雲母安山岩、デイサイト、高月山花崗岩類は花崗岩ですが、いずれも岩盤です。
そして、これより後の地層はまだ「土」の状態です。

泥の続成作用
続成作用の過程(泥 → 泥岩)
左:バ ラバラな泥粒です
中:堆積して数10万~数100万年程度経つと、やや固まってくるが、まだ崩れやすい
右:数1000万年程度経つと続成作用が進み、完全に泥粒同士が癒着して硬くなります

砂岩の続成作用
続成作用の過程(砂 → 砂岩)
左:バ ラバラな砂粒です
中:堆積して数10万~数100万年程度経つと、やや固まってくるが、まだ崩れやすい
右:数1000万年程度経つと続成作用が進み、完全に砂粒同士が癒着して硬くなります
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