アフガニスタンで大規模な地すべり

アフガニスタンで、大規模な地すべりが発生したそうです。

アフガニスタンの北東部にあるバダフシャン州で5月2日午前11時(日本時間午後3時半)に発生したそうで、集落にある約1000世帯のうち、約300世帯が土砂に埋まったそうです。
現場では、これより前の4月下旬に北部や北西部で鉄砲水が発生しており、住民らの救助作業に当たっていた数百人も巻き込まれたそうです。
アフガン北部一帯では4月以降、豪雨で家屋が流される被害が相次いでいて、今度の大規模な地すべりよりも前にも4州で約120人が死亡したと伝えられていました。
今度の地すべりでは、約300世帯なので、死者と行方不明者を合わせると約2500人とも2700人とも言われています。
バダフシャン州はタジキスタンやパキスタンに隣接し、アフガンでも最も険しい山間地です。
まだまだ地すべりの規模はニュースでは流れてきていません。
情報も錯綜していますが、現場付近は乾燥した山岳地域で、森林などはなく、まれに大雨が降ると崩れやすい地盤だったとの情報です。
それにしても、日本ではとうてい考えられないほどの大規模な地すべりです。
これから、地すべりの規模や被害状況が徐々にわかってくるとは思いますが、全部で1000世帯のうち、残る約700世帯に対しても避難するよう命じたそうで、その規模はまだまだ拡大する要素があるのだと思います。

地すべりの発生する原因については、当ブログでも説明したことがありますが、その原因には素因と誘因とがあって、
素因とは、地すべりが発生する場所において、
・地形や地質
・地質構造
・水文地質条件

などが地すべりが発生しやすい状態にあることを言います。
細かい情報では、
・斜面の傾斜
・遷急線との関係
・移動土塊の地質
・地層の走向・傾斜
・断層・破砕帯
・変質
・貫入岩との関係
・地下水の集まりやすさ

などを検討してその素因を調べます。
誘因とは地すべりが発生するトリガーとなるもので,自然的誘因と人為的誘因に分かれます。
自然的誘因としては、
・降雨や融雪に伴う地下水圧の上昇
・小規模崩壊や河川による洗掘
・積雪荷重
・地震
などです。
人為的誘因としては
・斜面の切土や盛土
・トンネル掘削
・ダム湛水

などです。

今回の大規模な地すべりは、素因としては軟弱な地質で、誘因としては大雨なのは明らかです。
それにしても、何故このように大規模に崩壊したのか、今後の調査を待ちたいと思います。
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