地質用語(54)

地質用語及び関連用語をまとめてみました。
前回に引き続き、(け)から始まる用語です。

・原始惑星 (げんしわくせい)
原始惑星( Protoplanet)とは、惑星系が誕生する過程で原始惑星系円盤の中に形成される天体です。
「惑星の胚子」(planet embryo) が特に大きく成長したもので、大きさは地球の月程度と考えられています。
・原人 (げんじん)
原人は、アフリカとユーラシアの温暖な地域に分布した、180万〜2万年前のヒト属の総称で、広義のホモ・エレクトスに当たります。
人類が猿人から、原人、旧人、新人と進化したとする仮説を念頭に置いた呼称ですが、旧人から新人が進化したという仮説は間違いだったことが明らかになっています。
狭義のホモ・エレクトス、 ホモ・エルガステル、ホモ・フロレシエンシスを含んでいます。
・原靭帯類 (げんじんたいるい)
原靭帯類とは、軟体動物斧足綱を主として歯によって分類したときの一目です。
・減水曲線 (げんすいきょくせん)
一般には、降水または、灌漑水の影響がない限り地下水(自由地下水)の水位は低下をし続けます。
この低下の状況を時間の関数として表した曲線を減水曲線と呼んでいます。
・減衰振動 (げんすいしんどう)
減衰振動とは、時間がたつにつれて振幅が次第に小さくなる振動のことです。
振子や弾性体の振動では摩擦や抵抗のため、電気振動ではジュール熱や電波の放射のため減衰振動となります。
・減衰定数 (げんすいていすう)
減衰定数とは、伝搬定数のうち振幅の減少の度合を表すものを言います。
・減衰比 (げんすいひ)
減衰比とは、粘性減衰を有する自由振動系における粘性減衰係数(減衰係数)と臨界減衰係数の比のことです。
・現世 (げんせい)
現世とは、現在の世のことで、この世とも言います。
・原生界 (げんせいかい)
原生界は、先カンブリア界の上部で、アメリカで言うアルゴンキア階と同義です。
原生界の地層からは、時に生物生存の痕跡が発見されています。
・現成石灰岩 (げんせいせっかいがん)
現成石灰岩とは、海水の蒸発が盛んで、水温、塩分濃度とも上昇し、炭酸カルシウムが過飽和状態になる熱帯の浅海、及び結晶の核となる物質の供給されるところで、化学的沈殿による石灰岩の形成をみることを言います。
・顕生代 (けんせいだい)
顕生代(Phanerozoic eon)とは、地質時代の区分(累代)のひとつで、先カンブリア時代(隠生代 Cryptozoic eon(s))の終わりから現在までのことで、約5億4,200万年前から現在までの期間となります。
これは、地層中から肉眼で確認できるほどの大きさの化石が豊富に産出することに由来してます。
・原生代 (げんせいだい)
原生代(Proterozoic)とは、地質時代の区分(累代)のひとつで、真核単細胞生物から多細胞生物が現れるまでの約25億年前〜約5億4,200万年前を指しています。
先カンブリア時代を二分したときの後期にあたり、北米大陸で太古代の片麻岩や花コウ岩を覆い、カンブリア紀の地層におおわれています。
非変成または変成度の弱い地層が見いだされています。
・現世統 (げんせいとう)
現世統とは、完新統のことで、完新世に形成された地層や岩石を指します。
・原生動物 (げんせいどうぶつ)
原生生物(Protist)とは、生物の分類の一つで、真核生物のうち、菌界にも植物界にも動物界にも属さない生物の総称です。
もともとは、真核で単細胞の生物、および、多細胞でも組織化の程度の低い生物をまとめるグループとして考えられたものです。
いくつかの分類体系の中に認められていますが、その場合も単系統とは考えていないため、現在では認めないことが多いそうです。
・顕生累代 (けんせい・るいだい)
顕生累代は、地質時代の一区分で、今から約5億9000万年前から約2億4800万年前までの,およそ3億4200万年間に相当します。
生命の存在した証拠が判然としないという意味の隠生累代(Cryptozoic)と、生命の存在した痕跡が明らかなという意味の顕生累代(Phanerozoic)に2分されています。
・硯石統 (けんせきとう)
硯石統は、中生代白亜紀前期(高知世∼宮古世)の堆積物で、下半部を脇野亜屑群,上半部を下関亜層群とする関門層群として呼称され、赤紫色砂岩に富む特異な岩相を呈しています。
・原石山 (げんせき・やま)
原石山とは、ダムを建設する為に必要な資材を採取する山のことです。
主にコンクリートの原料となる骨材や、ロックフィルダムにおける盛立材などを採取します。
・元素 (げんそ)
特定の原子番号(陽子数または核荷電数)によって規定される、物質構成の究極因子(原子種)を元素と呼んでいます。
現在では、107種の元素が知られています。
・検層 (けんそう)
検層とは、ボーリング調査などで、掘削した坑内に各種の物理計測器を降ろして地下の土砂や岩盤、鉱床の状態などを調べる技術の総称を言います。
・鍵層 (けんそう)
鍵層(key bed)とは、岩相とか構造または化石群集などに顕著な特徴があるために、広域にわたり同一層準として追跡できる単層を言います。
地層の横の広がりを調べる野外での地質調査によく利用されます。
・巻層雲 (けんそううん)
巻層雲とは、十種雲形(雲級)の一つで、薄いベール状の白い雲です。
氷晶の集まりで、ふつう5~13kmの高さに現れ、太陽や月にかかると暈(かさ)を生じることが多いのが特徴です。
・検層柱状図 (けんそうちゅうじょうず)
検層柱状図とは、一般には土質と電気検層などの各種検層とを柱状図の中に示したものです。
・減速能 (げんそくのう)
減速能とは、中性子を減速させる物質の特性を表す量のことです。
・元素普存則 (げんそふぞんそく)
元素普存則とは、あらゆる鉱物は、それぞれの中にすべての元素を含むとする信念のことです。
・現存種 (げんそんしゅ)
現存種とは、現在において存在する種類のことです。
・肩帯 (けんたい)
肩帯は、ヒトでは上肢帯とよばれ、鎖骨と肩甲骨がこれにあたります。
後方の有対肢(腹びれまたは後肢)に対しても類似の骨格があって、これを腰帯(ようたい)(骨盤のことでヒトでは下肢帯)と呼び、肩帯と腰帯を合わせて一般に肢帯と言っています。
・減退 (げんたい)
減退とは、系統発生と、固体発生との関係で、祖先型では、未成期にも成体期にも存在していた形質が、子孫型では未成期にのみ痕跡的に出現する現象のことです。
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