シアトル近郊での大規模な地すべり続編

アメリカ西部・シアトル近郊で3月22日午前に発生した大規模な地すべりの続編です。

地元当局者は24日(日本時間25日)までに14人の死亡を確認し、170人以上が行方不明になっている可能性があると述べています。
徐々に亡くなっている人や、行方不明の人たちが多くなっています。
地すべりに襲われたのは、シアトル(Seattle)の北方約90キロに位置する、スノホミッシュ(Snohomish)郡の山あいの町オソ(Oso)です。
このあたり一帯では1カ月以上激しい雨が続き、地盤が緩んでいたそうです。
地すべりは約2.6平方キロにわたって発生し、住宅50棟くらいが損壊し、道路や河川が寸断されています。
地すべりの原因としては地下水が溢れだして、もともと軟弱な地盤が動いたと思われています。
そして、現在も地盤が緩く捜索活動がかなり難航していますが、二次災害の洪水の危険性もあり付近住民には非難の呼びかけが行われています。

日本でも、去年の10月に、伊豆大島で集中豪雨による大規模な地すべりがありました。
その規模は、幅950m、長さ1200mでした。
1.08平方キロメートルなので、シアトルの地すべり(2.6平方キロメートル)の半分以下の規模ですが、日雨量825mmて゜、時間雨量90mm以上の雨が4時間継続したという豪雨だったために、至るところで表層崩壊が起こっていました。
そして、この地域特有の火山性の地質が被害を大きくしました。
それは、溶岩流などの難透水性の基盤岩の上のスコリア(軽石)や火山灰の層が大量の水を含んで崩壊したものだったそうです。
今回のシアトルの地質は不明ですが、レスキュー隊が、「泥が厚すぎて、捜索自体が難しい」と言っているので、崩壊した土は軟質なようです。

us-ls-02.jpg
地すべりの範囲の広さを示す航空写真です。
どこまでが地すべりの範囲なのかははっきりとはわかりませんが、左側の崩壊しているところが頭部のようです。

rrr
左側の頭部の状況です。
こんなにもえぐるように崩壊するものでしょうか?
土石流は何キロも下っていますが、勾配は比較的緩く感じられます。

us-ls-top.jpg
洪水と地すべりによって崩壊したスノホミッシュ郡を写しています。
家の屋根などの瓦礫がいたるところに水の上に浮いているのがわかりますがこれは地すべりの末端部なのでしょうか?


us-ls-d-1.jpg
地すべりした頭部の断面です。
垂直に落ちているようです。

us-ls-03.jpg
瓦礫でふさがれた道路です。

us-ls-07.jpg
現場に到着した救援部隊です。
しかし、手のつけようのない状態になっています。
スポンサーサイト
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム
QRコード
QR