伊予灘で地震

東北地方の人たちにとっては、数ある地震のなかの一つかも知れませんが、愛媛県にとってはめずらしく大きい地震がありました。

今日(3月14日)の午前2時6分頃に、瀬戸内海西部の伊予灘を震源とする地震があり、愛媛県西予市では震度5強の強い揺れを観測したそうです。
松山市では中島町で震度5弱だったそうですが、松山市内ではほとんどのところで震度4でした。
私は夜中近くまで起きていたので、すぐに気がつきました。
1回目と2回目はぐらぐらっとした程度でしたが、3回目が少し危険な感じがしました。
でも、私は体感が鈍いのか、せいぜい震度2か3程度にしか思いませんでした。
2001年3月24日にあった芸予地震は、松山で震度5強でした。
あの時は昼間で今回は夜中です。
震度もずいぶん違うので比較にもなりませんが、芸予地震の時はテニスをしていたのですが、みんな座り込んでしまっていたのを覚えています。
会社の本棚も南北方向だけが倒れていました。
それに対して今回の地震では、何も倒れていませんでした。
これが震度5強と震度4の違いでしょうか。

今回の地震では、マグニチュードは6・2と推定され、震源の深さは約78キロで、最大震度は5強でした。
芸予地震は、マグニチュードは6・7と推定されており、震源の深さは約51キロで、最大震度は6弱でした。
こう考えると明らかに芸予地震の方が1ランク上だと思います。
但し、震源地が佐田岬半島の南側、つまり瀬戸内海なので、愛媛県伊方町にある伊方原発と隣り合わせになります。
今回の地震では、津波の心配はないのでよかったものの、南海トラフでの地震だけ注意しているのではだめだと思います。
太平洋側の南海トラフでは巨大地震が想定され、海側のフィリピン海プレートが、日本列島がある陸側のユーラシアプレートの下に沈み込み、ため込んだひずみが解消されることで起きるとされており、震源域は、プレート同士ががっちりとくっついている深さ40キロ未満とされ、いろいろな対策を講じています。
それに対して今回の震源は、約78キロと深いところで発生しています。
京都大防災研究所の強震動地震学の教授である岩田知孝さんは「南海トラフの震源域よりもかなり深いところで発生しており、震源の場所が離れている。今回の地震は、地震波を見る限り、プレート内で断層が横ずれしたタイプではないか。この地震が巨大地震を誘発することも考えにくい」と話しています。
でも、瀬戸内海で巨大地震が絶対に起きないかといえばそうとも限りません。
大規模断層である中央構造線一つとっても、伊予市の海岸から瀬戸内海に潜っています。
小規模な断層は至る所にあります。
そして、震源の深さが浅いところで発生したらマグニチュードが小さくても震度は大きくなり、当然津波も発生します。
天災は注意してもどうにもなりませんが、せめて原発を稼動させず、廃炉にすることはできると思います。

表.1 安芸灘~伊予灘~豊後水道のプレート内地震の過去の発生状況と被害

発生年月日地震の規模被害等
1649年3月17日
(慶安2)
M7.0有感地点は東は京都、西は佐賀まで及び、推定震度は松山・宇和島で5~6、広島で5。松山城、宇和島城で石垣・塀が崩れ、広島にて家屋破損を生じた。また、死者を伴った。
1686年1月4日
(貞享2)
M7.2岩国・宇和島から諏訪にかけて有感であり、広島・松山・大洲・萩で震度5強と推定される。広島県中部で被害が大きく、死者2名、家屋倒壊147棟を伴った。宮島・萩・岩国・松山で建築物に被害を生じ、道後温泉では泥湯が湧出した。
1854年12月26日
(安政元)
M7.4大分県の府内・臼杵、および愛媛県八幡浜近傍で推定震度5。被害は2日前の安政南海地震(M.4)によるものと分離ができないが、愛媛県伊予大洲・吉田、大分県鶴崎、および福岡県小倉で潰家があった。
1857年10月12日
(安政4)
M7.3。広島県南部、愛媛県の西条から宇和島にかけて、および山口県柳井でに被害があり、その近傍での推定震度は5。今治では城内破損、郷町で潰家3棟、死者1名を伴い、郡中(現・松山市)で死者4名を伴った。
1905年6月2日
(明治38)
(芸予地震)
M7.2広島市・呉市・松山市の付近で最大震度5~6を観測し、死者11名、負傷者177名を伴った。広島市では埋立地で被害が大きく、家屋等の倒潰で死者4名、負傷者70名、家屋全壊36棟を伴った。呉市では死者6名、負傷者86名、家屋全壊5棟を伴った。愛媛県でも被害が大きく、松山市ほか5郡で負傷者17名、家屋全壊8棟を伴った。この地震では本震より半年以内にM6程度の余震が3回発生している。
2001年3月24日
(平成13)
(平成13年(2001年)
芸予地震)
M6.7広島県南部の一部の地域で最大震度6弱を観測し、死者2名、負傷者261名、住家全壊48棟, 半壊274棟を伴った。文教施設の被害が多く、今治市ではマンション1階のピロティが圧壊した。余震発生域は、概ね南北に20km余りにわたっており、深さは40kmから50kmに分布していること等から、西に向けて引っ張られ、かつ曲げられたフィリピン海プレート内部が破壊して起こった地震であると考えられる。


愛媛で震度5強を観測 津波なし
今回の地震の震源地と各地区の震度
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