ポンプの形式

ポンプにはいろいろ種類がありますが、今回は形式について調べてみました。
形式は大きく分けて、
①渦巻ポンプ
②カスケードポンプ
③ギヤポンプ
④ピストンポンプ

この4種類に分けられます。

(1)渦巻ポンプ



渦巻ポンプは、ボリュートポンプとも言い、羽根車が回転し、流体が渦巻を起こし、その力で吸い上げたり押し上げたりします。
原理としては、
①羽根車(インペラ)の回転により生じる水の遠心力を利用
②遠心力で外周が高圧になり、外部に水が吐出される
③中心は遠心力が作用せず、吐出される水に引張られて低圧になる
④低圧になった中心部から水が吸い込まれる
⑤出口と入口の圧力は流量に左右される
となります。
工業用、農事用、一般ビル加圧用、家庭用(深井戸用)等、もっとも多く使われているポンプ形式と思います。
水中ポンプも渦巻式の一種です。
押上圧力は低圧から6K(60m)程度の高圧まで様々ですが、羽根車を何段か重ねることによりさらに高圧を得ることが出来ます。
これが多段渦巻ポンプです。
この、渦巻ポンプで、羽根の回りに案内羽根の付いた物がタービンポンプです。
タービンポンプはさらに高揚程を得る事が出来ます。
また、多段タービンポンプはさらに圧力を上げられます。

(2)カスケードポンプ



カスケードポンプは、渦流(かりゅう)ポンプとも言います。
狭いケーシング内で溝のある円盤が回転して液体に激しい 渦流を起こし、ケーシング内周を約一周させる間に圧力を高めて吐出します。
羽根車は直角にシャフトに固定されているため、非接触で回転し摩耗が無く信頼性を求められる用途に適しています。
同一羽根外径の渦巻ポンプと比較すると、遥かに高い圧力が得られます。
このカスケードポンプは、清水などの粘度の低い液を少揚量、高揚程で移送するのに適しています。
したがって、家庭用浅井戸ポンプも、形式は自吸式のカスケードポンプで、これに圧力タンクと圧力スイッチを組み合わせて自動運転しています。
渦巻型よりも吸込・押上揚程(圧力)とも上がりますが、流量は少なくなります。

(3)ギヤポンプ



ギヤポンプは、同じ形をした二つのギヤがかみ合って、流れを押し出す回転ポンプの一種です。
一般的には、油を圧送するのに使用されるものです。
粘度、圧力、温度が非常に高く、吐出量を安定させることが目的です。
このギヤポンプは、紡糸用や、昇圧・送液用、油剤用に使われています。
紡糸用は、糸の品質に大きく関わってくるもので、ギヤポンプは2台以上使われるため、精度が高くなっています。
昇圧・送液用は、一定圧力で流体などを送液するギヤポンプで、紡糸用のように高い精度は必要としていません。
これは、回転数で、圧力や流量を調整するからです。
油剤用は、常温で使用され、糸につける油を送るためのギヤポンプとなっています。
このように、ギヤポンプは使用される目的に合わせて精度などが変わってくるのです。
主に使用されるものには、写真のフィルムやコンデンサーなどがあり、写真乳化剤をベースフィルムに塗る時に、連続定量供給することが出来ます。
また、自動車の部品や電気部品などを成形したり、塗料を定量供給することが出来ます。
企業で活躍しているために、私たちの目には止まる事はとんどありません。

(4)ピストンポンプ



ピストンポンプは、ピストンの往復運動によってシリンダー内の容積を変えることで吸水または排水する形式のポンプです。
吸込揚程を真空に近づけることが可能です。
昔農家などによくあった手押しポンプもこの形式で、10m近くまで吸い上げることが出来ます。
構造上流量は少ないのですが、10K以上の高圧を得ることも可能で、デールポンプ、高圧洗浄ポンプなどもこの形式のポンプが使われています。
スポンサーサイト
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム
QRコード
QR