西之島の近況報告

海上保安庁より、半年前から噴火活動が続く小笠原諸島の西之島の近況報告がありました。

小笠原諸島の父島の西およそ130kmにある西之島は、半年前の去年11月20日、島の南東側の海底から噴火しているのが確認され、去年の暮れには流れ出た溶岩で出来た陸地が元の島と陸続きになったことは、当ブログでも報告した通りです。
この後も、活発な火山活動は続いており、5月21日の午後に、海上保安庁が航空機から撮影した映像では、2か所ある火口からほぼ1分に1度のペースで噴火が発生し、噴煙や噴石が噴き上がっていたほか、火口の1つには赤い溶岩が見え、活発な活動がまだまだ続いていたそうです。
島の東側や南側の波打ち際では高温の溶岩が海水に触れて白い蒸気が上がっています。
熱を感知する特殊なカメラで撮影した結果、陸地の表面温度はところによって100度を超えていたということです。
島の大きさは東西1.3km、南北1.05kmに拡大し、陸地面積が先月より約11ha増え、約86haに拡大しているそうです。
この面積は、東京ドームのおよそ22倍に当たり、噴火活動が始まる前のおよそ5倍に広がっているそうです。
海上保安庁の矢島広樹火山調査官は「西之島では地下からのマグマの供給が続いているとみられ、これからも拡大が続くのではないか」と話しています。
この噴火活動は、もうすでに約40年前の前回噴火を上回る規模に達しています。
新島は当初、前回噴火で水深が浅くなった場所に噴出物が堆積したため、陸地ができやすかったのですが、周囲にいくほど水深は深く、海底が埋まりにくくなっているとみられており、下の図でもわかるように、4月に入ってからの面積の増え方は減ってきています。

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これは、4月24日の画像ですが、噴煙を上げて拡大を続ける西之島です。
画面上部の色の濃い新島部分が、元々あった画面下の西之島を覆い始めています。

 
5月21日の西之島の様子です。
まだまだ白い噴煙が上がっています。
画面左側が元々あった西之島で、大きくなったのが新島です。

西之島噴火、40年前上回る規模でTDLの1・5倍に「非常に珍しい」

図. 1 西之島周辺の立体図


立体図は2月16日に行った3回目の上空撮影写真を基にしたものなので若干古い地形図です。
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