必要のない原発

福島原発の問題は、まだまだ何も解決していないのが現状ですが、自民党政治になって、「やはり原発は必要だ」という機運を作ろうとしています。

(1)NHKでの原発反対放送の中止
こんな中、総理大臣の安倍晋三さんの「お友だち」がたくさん送り込まれているNHK経営委員会で、今年の1月24日で任期満了になった松本正之会長の後任として籾井勝人さんに決めました。
NHK会長就任時の記者会見では、ざっくばらんな物言いからして、失言だらけのイメージを受けました。
この後、ラジオ第1放送で午前5時から8時に放送している「ラジオあさいちばん」の中で、原発の再稼働についての問題を取り上げようとした東洋大学の教授である中北徹さんにテーマの変更を求め、これに反発した中北さんが番組を降板していたそうです。
中北さんの提供した原稿によると、
①安全対策や事故の保険料など稼働コストの上昇
②巨大事故の際にもたらされる損害の膨大化
③廃炉費用が企業会計に明示されていない
など、誰しもが感じている当たり前の問題点をあげ、「リスクである積の値を確実に減らし、ゼロにできるのは、原発を止めることになるだろう」と結論づけた内容です。
これに対し、ディレクターは「有権者の投票行動に影響を与える」「(脱原発は)選挙が終わってから扱ってほしい」などと答え、テーマのさしかえを求めてきたとのことです。
中北さんは「特定の立場に立っていない」と主張したそうですが、受け入れられなかったそうです。
NHKは、今までは原発反対の立場でいろいろな番組を作ってきたイメージがあったのですが、会長が代わってすぐにこんなことがおこるのは、なにかの影響があったと思ってしまいます。
NHKは朝日新聞の取材に、以下のようにコメントしています。
「脱原発論を放送しないというわけではない。原発が争点になっている都知事選期間中は、双方の意見を紹介するなど、より公平性を確保することが必要。1人が出演するビジネス展望では困難だと判断し、テーマの変更を求めた」としています。
都知事選が終わってからの原発関連の番組がどんな内容になっていくのか注目したいと思います。

(2)本当に怖い原発反対派の不審死
原発利権は本当においしいのかは、一般人の私にはわかりませんが、東北大震災以前にも原発関係者の不審死はいっぱいあったとの記事を読みました。
もし本当なら、これは原発事故の放射能より怖い話だと思います。
①3.11以前の原発関係者の不審死
1989/2/28 福島県田村郡都路村の青年会に所属するSさん 女性教員トイレの便槽で怪死しました。
1996/1/13 もんじゅ総務部次長の西村成生さんが宿泊先ホテルから飛び降り自殺をしました。
当時の動燃もんじゅ事故ビデオ隠し内部調査員でした。
1997/3/19 東電OL殺人がありました。
事件当時、父が東電社員で、娘が東電に入社後、父は原発の危険性を指摘したため、降格させれら52歳で病死しています。
その後、父と同様に反原発派になり論文も提出しました。
企画部経済調査室副長と立派な管理職につき、そのときの部長が勝俣会長、課長は藤原副社長でした。(参考文献:東電OL殺人事件 [単行本] 佐野 眞一 (著) )
2002.10/25 原発利権を追及していた石井紘基議員は、暴漢に襲われ死亡しました。
2006年 大間の市民で、大間原発に土地を一人だけ売らず、原発敷地内に家を建てようとした人が交通事故?で死亡しました。
2010.4/13 中国電力緊急対策本部・電源事業本部の男性部長が飛び降り自殺をしています。
島根原発1、2号機で発覚した点検漏れ問題で、中国電力の緊急対策本部で原因調査に当たっていました。
2011.2/14頃 もんじゅ燃料環境課の男性課長57歳が、敦賀市内の山中で自殺したことになっています。
当時の装置落下事故の復旧作業を担当していました。
②3.11以後の原発関係者の不審死や更迭
2011/3/12 原子力保安院の中村審議官が、3/12の会見で「炉心溶融の可能性が高い」と発言した直後、保安院は会見担当を交代しました。
2011/6/4 記者会見で東電を激しく追求し、 司会者から発言を止められた読売新聞広告局の宮地正弘さんが、国会議事堂前の4車線道路で倒れていました。
2011/6/9 城南信金・安田常務 急逝(死因不明) HP上で脱原発を宣言していた
2011/7/1 6/30までブログで放射線量測定結果を発表とていた都議の樺山卓司さんは、自殺扱いで変死しています。
2012/1/3 三重県南伊勢町古和浦町議上村康広さんは猟銃の暴発で死亡しました。
この人は、中部電力が計画した芦浜原発に反対し、93年の住民投票条例の制定に尽力しました。
福島第1原発事故を受け、最近も各地で反原発の講演などを行っていました。
2012/1/26 千葉科学大危機管理学部の小川信行教授が神戸の路上で病死しました。
地震工学が専門で、日本原子力学会所属でした。
2012/2/19「週刊東洋経済」の編集長が、痴漢容疑で逮捕されました。
「東京電力偽りの延命」など特集し、東電に批判的雑誌でした。

(3)必要のない原発
あからさまになったものだけでもこれだけあります。
中には原発と関係のないものもあるかも知れませんが、誰かの指図があったものも多いと思います。
ここまでして原発を再稼動したり新設したりする理由があるのでしょうか?
原子力発電の先駆者であるアメリカでも、34年以上原子力発電所が新設されていません。
これは、スリーマイル島の事故以降、安全対策コストが見直され、「原発=高い」発電方式となったことが、最も大きな理由のひとつとされているようです。
つまり、原発は、発電方式としての経済合理性が、34年も前から他の発電方式よりも劣位であり続けているということになります。
現在では、日本も福島の事故の教訓から、原子力規制委員会が新規建設を認可しないようになっていますが、これだって今後どうなるかはわかりません。
先に述べた中北さんが、具体的にどのような論説をされるつもりだったのかは分かりませんが、原発の発電コストに関して経済学者の観点から、仮に「脱原発の方が経済合理性が高いという見方もできる」などの結論になったとしても私は驚きません。
原発の核ゴミの10万年保存については何も解決していないし、投資コストでさえ2倍以上かかるとされています。
単に造ったものを動かせたいだけだとしても、常に事故の恐怖が付きまといます。
安倍さんが、中東に行って原発の営業をしてくるなんて論外です。
今でも中国ではどんどん新設しています。
「原発がこんなにも危険なのだ」と世界にアピールできるのは、被災国である日本だけだと私は思います。
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