小笠原諸島に新島

今年の9月に、パキスタンで新しい島が出来たこと(地震島)を紹介しましたが、日本でも同じことが起こりました。

東京の小笠原諸島にある西之島の近くで噴火が確認され、海上保安庁は直径200メートルほどの新しい島が出現したと発表しました。
東京から南へ約1,000km、小笠原諸島、父島の西約130kmにある西之島周辺の海で、11月20日午前10時すぎに、海上自衛隊が噴煙を確認し、午後4時すぎには、島の南南東、およそ500m付近の海上に直径200mほどの新しい島が出現し、黒い噴煙を上げているのを海上保安庁の航空機が確認したそうです。

西之島自体も、1973年(昭和48年)に隣接海域で発生した火山の噴火によって形成された島です。
私はあまり記憶にはありませんが、当時は「新島ブーム」とマスコミが騒ぎ、大きな話題となったそうです。
このあたりは火山列島である硫黄列島と同一火山脈に属しているため、付近は海底火山活動が活発だそうです。
そして、西之島火山は海底から計測すると4,000mにもなる大火山で、海面に出ているのはその最上部にすぎないそうです。

そういえば、伊豆諸島南部の、ベヨネース列岩の東約10kmに位置する明神礁も海底火山ですね。
1952年(昭和27年)9月17日午前の噴火を最初に報告した静岡県焼津市の焼津港所属の漁船「第十一明神丸」にちなんで命名されたそうです。
激しい火山活動をたびたび引き起こし、何度か標高200~300mまで達する新島を形成しましたが、自らの爆発で消滅したり波浪に浸食されたりして現在に至るまで安定した新島を形成できていないそうです。
西之島に出来た新島もこのようになる可能性もあるそうです。

公海上で新たに形成された島は、第一発見国がその領有を宣言できるそうです。
今回の新島ができたのは小笠原諸島の付近で、第一発見者も日本なので、問題なく日本の領土となると思うのですが、たとえば公海上や、隣国との領海の境で新島ができた時には、国際法に「先占(先占の法理)」という決め事があるみたいです。
先占(せんせん)とは、国際法において、いずれの国にも属していない無主の土地を、他の国家に先んじて支配を及ぼすことによって自国の領土とすることだそうです。
無主地先占とも、先占の法理とも言われています。
「支配を及ぼす」というのがポイントみたいで、見つけただけではダメなようです。
このように考えると、尖閣諸島のすぐ近くに突如新島ができたりしたらややこしいことになりそうです。

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