パガン島の特殊な熔岩

アメリカの自治領(コモンウェルス)北マリアナ諸島に属するパガン島近くの海底で、特殊な熔岩が見つかったそうです。

パガン島は、火山の上部が島になっている火山島です。
このパガン島で、深海にある麓から出来たてに近いマグマが噴出しているのが、世界で初めて見つかったそうで、海洋研究開発機構や高知大、神戸大などの日米の研究チームが、今から3年前の平成22年6月に、無人探査機を使って水深およそ1500~2000mの海底でマグマが固まった溶岩を採取し、分析を続けてきたそうです。
マグマは、地下深くの高温高圧状態にあるマントル上部が溶けた岩石です。
マグマだまりを経て、火山の頂上付近から噴出します。
この付近では、太平洋プレートがフィリピン海プレートの下に沈み込んでいて、マグマはプレートとともに沈み込んだ大量の海水の影響で、深さ100kmほどの地中で、先に述べたようにマントルが溶けてできると考えられています。
これまでに世界各地で見つかっている溶岩の多くは、マグマが地下深くから地表に上がってくる過程で鉱物が結晶になるなどして成分が変化していました。
ところが今回見つかった溶岩には結晶がほとんど含まれていないために、マントルが溶けてできたマグマがほぼ成分を変えないまま固まってできたと見ています。
さらに溶岩の中には、太平洋プレートの一部と見られる成分が含まれているものがあることも分かりました。
マグマとプレートの関係を調べる手がかりが見つかったとのことで、噴火のメカニズムや地球の内部の構造の解明につながるかも知れません。
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