桂川渓谷の伝説

西予市野村町の「桂川渓谷」を紹介します。

「桂川渓谷」は、西予宇和ICから14kmに位置し、北宇和郡(現在の宇和島市三間町)境をまたぐ「吉森山」から、谷々の水を集めて宇和川に注ぐ「桂川」の中程にある渓谷です。
標高897mの入口から「馬渕」、「仲の滝」、「下女渕」と、「乙御前の滝」まで1.1kmの遊歩道が続き、3箇所のキャンプ場を有しています。

「桂川」には、戦国時代の悲しい伝説が残されています。
三間の豪族「土居清良」の娘であった「乙御前」は、野村町中筋の城主「保堂新左衛門」と結婚の約束を交わしました。
でも、約束の日になっても迎えは来ませんでした。
破談になっては武家の恥と、「乙御前」は剃髪し出家を決意したそうです。
しかし、次の日に城主からのお迎えがきたそうです。
なんでも、約束の日は、占いで婚礼には凶日と出たため、日取りを延ばしたそうです。
慌てたのは「土居」家です。
「乙御前」にカツラを被せ、嫁入りさせたまでは良かったのですが、夜になり、カツラを被っていることが発覚してしまいました。
縁起を担ぐ「保堂」家は“嫁が尼だなんて縁起が悪い”と「乙御前」を追い出してしまったそうです。
途方に暮れた「乙御前」は、吉森山越えの山道を通って実家への道中、滝壷に身を投げてしまったのそうです。
そして、同行していた下女や馬も後を追い、次々と渕に身を投げたという伝説があります。
「乙御前」が身を投げたといわれるのが「乙御前の滝」で、下女が身を沈めたのが「下女渕」、そして馬が沈んだとされるのが「馬渕」だそうです。
そして、「乙御前」の被っていたカツラが川を流れていったことから「桂川」と呼ぶようになったそうです。

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馬が沈んだとされる言い伝えのある「馬渕」です。
第3キャンプ場下の遊歩道から赤い桁橋を渡って約50mくらいのところにあります。

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この赤いアーチ橋の下が、下女が身を沈めたという言い伝えのある「下女渕」です。
上空からの天然のシャワーが降り注いでいるのは「仲の滝」です。
向かい側の崖上部の二つの滝から水が吹き出しています。
これが岩盤の起伏で拡散し、シャワー状態で遊歩道を水浸しにしています。

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近くでの「仲の滝」の様子です。
最近は、あまり雨が降っていないので、たぶんいつもの光景だと思います。
落ちてくる水は、50リットル/分よりは多いと思います。
傘がないと通れない状態になっていますが、ここまできて先にいけないのも嫌なので我慢して通り抜けました。
通り抜けた後は、Tシャツはびしょ濡れでした。

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ここが「桶ご渕」と呼ばれているところです。
この「桶ご渕」を過ぎると緩やかな遊歩道になります。

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第2キャンブ場から200mくらい歩くと、そこから「乙御前」が身を投げたといわれる「乙御前の滝」があります。
ここより、急な階段があり、「鎮岩の森」や「乙姫神社」へと続きます。

看板2 
「桂川渓谷」の案内図です。
横にすると案内図が小さくなってしまうので、やむなく縦にしました。
少し見にくいとは思いますが、ご了承ください。
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