カムチャツカ半島のウゾン・カルデラ

日本から近い距離にあるロシア極東のカムチャツカ半島に、「ウゾン・カルデラ」があります。

カムチャツカ半島は、17世紀末にロシア人が入植するまでは、アイヌの人々も住んでいた土地だそうです。
カムチャツカ半島の場所は千島列島の北東で、冷戦期にはアメリカに最も近いソ連領だったため、軍事地帯として1990年まで外国人が立ち入ることは出来ませんでした。
この、「ウゾン・カルデラ」を含むカムチャツカの火山群は、1996年12月に世界遺産に登録されています。
カムチャツカ半島の最高峰であるクリュチェフスカヤ山は、ユーラシア大陸においても最高峰の活火山です。
ウシュコフスキ火山、カーメン火山などと連山をなす成層火山で、見る方向によっては富士山によく似ていることからカムチャツカ富士とも呼ばれています。
標高は、4,750mだとされており、富士山よりも高いのですが、毎年のように噴火を繰り返しています。
このような火山活動によって標高は変化し、標高4750~4850mと表現している文献もあります。
山頂部には主火口がありますが、山腹にも多数の側火口を持っています。

さて、「ウゾン・カルデラ」ですが、およそ8000年前に作られています。
地下1km付近には、高熱のマグマだまりが存在し、深海底から黒煙を上げる熱水噴出孔に似た環境を作っており、常に地下水脈を暖めて大小様々な温泉を湧出させています。
岩石が分解されて粘土となった泥状の温泉や、極端に鉄分を含み白い石を黒く変色させてしまう温泉など、世界でみられるあらゆるタイプの温泉がここで見られると言われています。

カムチャツカ半島-ウゾン・カルデラ02
これもカルデラ湖の一部ですが、目の覚めるような青色と白色が鮮やかです。
この付近は、湯気はたっていません。

カムチャツカ半島-ウゾン・カルデラ03
約30万年前は3千m級の円錐火山が存在していたそうです。
その後の噴火活動により約4万年ほど前に火山は崩壊し、現在のクレーターのように直径10kmの外輪山に囲まれたカルデラとなったそうです。
外輪山は、標高200~900mほどあります。

カムチャツカ半島-ウゾン・カルデラ06
この付近は、湯気がたっています。
カルデラの中では500以上の蒸気、温泉などの熱水現象がみられるそうです。

カムチャツカ半島-ウゾン・カルデラ05 
なんとも奇妙な温泉風呂のような光景ですが、ここも「ウゾン・カルデラ」の噴出口の1つです。
これは,強酸性のものだそうです。
周辺にはシダだけが生えています。
シダは劣悪な環境に対して強いようです。

カムチャツカ半島-ウゾン・カルデラ09
岩石が分解されて、粘土となった泥状の温泉です。
粘着力があるようで、泥は、風船のようにふくらんでいます。
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