日和佐の千羽海崖

徳島県海部郡美波町の室戸阿南海岸国定公園内に千羽海崖があります。

この千羽海崖(せんばかいがい)は、地形用語では海食崖と言い、日和佐港の南西に続く断崖絶壁の海岸です。
断層と浸食でできた高さ50~220mに及ぶ断崖絶壁が約3kmも続くこの千羽海崖は国内でも屈指の垂直絶壁です。
特にこの崖の中でもいちばん高い千羽が岳付近は標高245.2mの高さから海まで一気に落ち込み、近くで見ると迫力があります。
日和佐城から始まる遊歩道や南阿波サンラインから、その見事な景観が一望できます。
千羽ガ岳に行くルートは、外ノ牟海岸から登るのが一番手っ取り早いそうですが、駐車場が整備されているのは日和佐城か竜宮公園です。
私が登った櫛ヶ谷からも駐車場が無いので道路の端に停めました。
この櫛ヶ谷からは、最初の道は比較的緩く広かったので車でも行けるかなと思うほどでしたが、だんだん落石も目立ってきて、道幅も1.0m程度になりました。
「通り岩休憩所」の手前100m程は、30度程度の傾斜で、このような山道に慣れていない人なら大変な道だと思います。
「通り岩休憩所」から見た絶壁と「通り岩」は、素晴らしい眺めでした。
このあと「嵐瀬休憩所」の方へも300mくらいは歩きました。
尾根伝いの遊歩道は殆どが、ウバメガシなどの木々のトンネル状態で見通しは悪いのですが、絶壁方向へ寄り道をして、絶壁より下を見下ろすと、腰が引けるような危険な状態の中で素晴らしい海の青さがありました。

日和佐の海岸は、室戸阿南海岸国定公園の中で、室戸と共に、特別保護地区の指定を受けています。
千羽海崖の海岸線は直線的で、波の浸食作用だけでなく、大部分は断層によってできたものと言われています。
崖面にはウミウが営巣し、海食洞も多く見られます。
南阿波サンラインが通じ、日和佐港からは遊覧船が運航しています。
但し、悪天候の日と漁協休漁日は運航していません。
私が行った日も運行できませんでした。
日和佐の海岸は波の荒いことが多いので年間にどれくらい運航するのかと思いました。

来年の2014年1月19日(日)に「千羽海崖コースタル・トレイルランニングレース2014」もあります。来年で第5回の開催だそうです。
美波町は太平洋に面した温暖な地域なので、国内で最も早く開催されるトレイルランニングレースだそうです。
先に紹介したように、千羽海崖の上を通るトレイルをメインコースとして、ロングクラスとショートクラスの2部門を設定し、ゴールはウミガメの産卵地として天然記念物に指定されている大浜海岸です。
2014年は、阿南・室戸海岸国定公園指定50周年にも当るそうです。


千羽海崖を望む道です。
延長12.2kmあります。

IMGP0785.jpg
「通り岩休憩所」から見た千羽海崖です。
中央の海食崖の左側に見えるのが「通り岩」です。
遠くには「牟岐大島」も眺めます。

IMGP0780.jpg
ごつごつとした岩に白波がたっています。

IMGP0789.jpg 
絶壁から眺めた様子です。
実際に見るのと写真とは迫力が全然違いますね。
この日は、下からの吹き上げる風も迫力がありました。

IMGP0771.jpg
波打ち際です。
海はすべて真っ白でした。
海岸の石はほとんどが硬質の砂岩で、すべてまん丸でした。
このあたりは四万十帯なので、砂岩・泥岩・礫岩があるはずなのですが、軟質
な泥岩・礫岩はすべて波の力で砕けたようです。

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