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パキスタンの地震島

パキスタンの南西部バルチスタン(Baluchistan)州アワラン(Awaran)地区付近で、今月の24日に起きた地震で、アラビア湾に面したグワダル港近くの沖合約600mで海底が突如隆起し、小さな島ができたそうです。

島の大きさは、幅300フィート(約91m)、長さ120フィート(約37m)、標高は18~21mもあります。
地元の住民は、「突然巨大な物体が水の中から出現したのだから、本当に不思議で少し怖かった」と語っています。
このような島が発生するのは、この地域沿岸付近は、インドプレート、アラビアプレート、ユーラシアプレートの3つのプレートが複雑に関連しているからだと言われています。
但し、この島は、オーストラリアのメルボルン大学の地震学者、ゲリー・ギブソンさんによると、「泥火山」である可能性が高いそうです。
「泥火山」は、強い揺れが発生した際に地中のメタンガスが土壌を噴き上げて形成されるそうで、実際に島に上陸し、地表で泡が噴き出している場所を発見し、マッチに火をつけたところ着火したそうです。
そして、それがメタンガスだったことを確認しています。
この島は、震源から400kmも離れた場所で形成されています。
先に紹介したゲリー・ギブソンさんは、これだけ離れたところでこのような島が出来たことに「非常に興味深い」と述べています。

この「島」は、固定された大地ではなく泥の塊なので、海の波で崩され、やがて消えてなくなると言われています。
同じような島は1945年に発生したM8.1の地震の際にも同地域に出現したそうですが、しばらくして消えたそうです。
最近では、1999年の地震の際にもあったそうですが、これも1年以内に海面下に消えていたそうです。
地元の海洋研究者は「地震島」と命名したそうです。
日本でも「昭和新山」の例もあります。
「昭和新山」は、洞爺湖の中で、しっかりとした島になっています。
地層深くに存在するメタンガスが、地震による地盤の変化で動き、地面を押し上げたものなので、泥ばかりでないかも知れません。
この「地震島」より心配なのは、地震による死者は25日までに少なくとも327人に上ったそうです。
現場はイラン国境に近い過疎地で、泥を固めて作った家屋がほとんどなので、数百の家屋が崩壊し、多くの被災者が生き埋めになっていることも想像できます。
た模様で死者が増える可能性がある。
死者の数も、24日は45人と言っていたのが、25日には327人に増えています。
いくら過疎の地区とはいえ、アワランなど6地区で住民30万人が被災したと言われています。
被害が大きくなっていないことを祈ります。

パキスタンで「地震島」と命名された小さな島=AP
パキスタンで「地震島」と命名された小さな島です。
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