記録的な大雨

松山では、7月28日に46.0mmの雨が降り、ほっと一息のところですが、山口県や島根県では大変なことになっています。

山口県萩市須佐では、正午すぎまでの1時間に、日本海側の全観測点で統計史上2番目の記録である138.5mmの猛烈な雨が降っています。
また、山口県阿武町付近で正午までの1時間に120mm以上の猛烈な雨が降ったとみられます。
28日未明の降り始めからの雨量は、島根県津和野町で380mmを超えたほか、山口県萩市須佐でも350mmを超え、平年の7月1か月分の雨量を上回る記録的な大雨となりました。
広い範囲で大気の状態が不安定になり、東北や関東などでも断続的に激しい雨が降ったようです。
愛媛県でも、28日の朝は、松山と今治の間は、大雨のため列車がストップしていたみたいです。

1時間に降る雨量の目安としては、次のように言われています。
①5~10mm
雨音がよく聞こえ、道路や庭にみるみるうちに水たまりができる。
②20~30mm
土砂降りの状態で、側溝に水があふれ、道路が川のようになる。
③50mm以上
話も聞こえないほどの音を立て、バケツをひっくり返したように激しく降る。
④100mm以上
あたりの景色や人の姿も見えにくいくらい激しく降る。
土砂崩れを起こす可能性がある。

今回の山口県に降った雨は、100mm以上であり、松山にいる私には経験したことがないほどの激しさです。
このように、警報を上回る危険度を示す「特別警報」級の豪雨となったのは、三つの条件が重なったのが原因だそうです。
まず、一つ目の条件として、列島の南海上にある太平洋高気圧の縁を回って、湿った暖気が中国地方に入りました。
二つ目の条件は、地表付近にこうした暖気が入る一方、偏西風の蛇行に伴って上空に冷たい寒気が流入し、温度差で湿った暖気が急上昇し、背の高い積乱雲になり激しい雨につながりました。
ここまでは中国地方だけでなく、7月24日ごろから東北地方や関東地方でも同じ状態になっていました。
通常は、雨を降らせた後の上昇気流は上空にたまっていくので、上がつかえて下から気流が上がりにくくなり、雨は弱まるそうです。
でも、28日の中国地方では、三つ目の条件として、上がってきた大気を押し流す風が上空で吹いていたため、下からの上昇気流の勢いが弱まらなかったそうです。
気象庁の担当者は「三つも条件が重なるのは異例」とのことです。
それは、「異例」だとは思いますが、最近の気象の激しさは、「記録的な」という言葉が多すぎるくらい使われています。
松山ではまだまだ雨が足りない状態ですが、降っても降らなくても「記録的な」状態にはなってほしくないと思います。
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