天候の言い伝え

天気予報は、最近ではよく当るようにはなってきましたが、昔から言い伝えられたことわざなどでも推定できるものもあります。
このうちのいくつかを紹介します。

・朝焼けは雨
天気は西から東へと移っていきます。
そのため、天気のよい状態はすでに東に移っているため、日の出の時、東の空に朝焼けがおこると、まもなく西から雲が近づいてると考えられるので、雨になりやすいそうです。
・夕焼けは晴れ
天気は西から東へと移っていきます。
そのため、夕焼けの時には、西の空に雲がないということになります。
そのため、雲のない天気のよい状態が西から近づいてると考えられるので、晴れになりやすいそうです。
・朝虹は雨
朝に西の方向に虹をみるということは、西の空に雨つぶが浮いてるということになります。
天気は西から東へと移っていくので、西の空に浮いている雨つぶが自分の所に近づいてくるから雨になります。
但し、朝に虹があらわれているときには、すでに自分のところでも小雨がふりだしていることが多いそうです。
・夕虹は晴れ
夕方に東の方向に虹をみるということは、東の空に雨つぶが浮いていて、西の空には雲がないということになります。
天気は西から東へと移っていくので、雲のない天気が西から近づいていることになります。
・雨蛙が鳴くと雨
雨蛙の皮膚は、気温の暖かさと空気中の水分を敏感に感じ取ると言われています。
そのため、空気中の水分が多くなると、雨蛙は鳴き始めるため、雨が近いということになります。
似たような言い伝えで、「雨蛙が低い所にいるときは晴れ」「雨蛙が木の上にいると雨」という言い伝えもあります。
・朝霧は日中晴れ
霧(放射霧)は、風が弱くよく晴れた夜から朝にかけて、地面が冷え空気中の水蒸気が小さな水のつぶになることで出来ます。
だから、霧が出来るということは、夜から朝にかけては晴れているので、その日一日は晴れているということになります。
・蟻の行列を見たら雨
蟻(トビイロケアリ)が、自分の巣穴から卵などを運び出しているときには、水から卵を守るために巣穴から運び出していると考えられるため、雨が近づいていると言われています。
・朝霜が降りないときは雨
霜は朝に冷えこんだときに出来ます。
その霜が出来ないということは、その日の朝が暖かいということになります。
暖かいということは低気圧によって暖かく、水を多く含んだ空気が吹きこんでいるためで、雨になりやすいということになります。
・ウンカのもちつきは雨
ウンカが集団になっていて、その集団が上下に飛んでいるときは雨になりやすいという言い伝えがあります。
但し、どうしてそうなるかの原因はわかっていません。
・うろこ雲は雨
うろこ雲は、前線や低気圧などが近づいた時に表れやすいのが特徴です。
この雲が近づいたということは、前線や低気圧が近づいているため、雨になりやすくなります。
・お寺の鐘の音がよく聞こえると雨
音はふつう放射線状に広がっていくため、遠くになると聞こえにくくなります。
だが、上空に暖かい空気が広がっていると、その音が地上にはね返ってくるため、遠くの音が聞こえやすくなります。
上空に暖かい空気がある時は、前線があるため、雨が降りやすくなります。
似たような言い伝えで、「谷川の音がよく聞えると雨」「川瀬の音が聞こえるときは雨」「物の響きが近くに聞こえるときは雨」というのもあります。
・蚊柱がたつと雨
蚊が集団になっていて、その集団が柱状になって飛んでいるときは雨になりやすいという言い伝えがあります。
但し、どうしてそうなるかの原因はわかっていなません。
・櫛が通りにくい時は雨
空気中の水分が多いため、髪の毛が微妙に水分を含んでいて、櫛が通りにくいことがあります。
このように、空気中の水分が多いということは雨になりやすいそうです。
似たような言い伝えで、「女の髪が縮まると雨」というものもあります。
・雲が北西に流れると雨近し
雲が北西に動くということは、空気が北西に動いていて、雨をもたらす低気圧が近づいているということで、だから、雨になりやすいと言われています。
・雲が南東に流れると晴れ
雲が南東に動くということは、空気が南東に向かって動いていて、晴れをもたらす高気圧が近づいているということで、晴れになりやすいと言われています。
同じような雲の流れで、「雲が東へ飛ぶと晴れ」「雲が北へ進むと雨」 「雲が昇れば(東から西へ動くこと)雨」などがあります。
・雲が厚くなるのは雨
雲が厚くなるということは、日の光が差さないくらい雲がどんどん重なっているということなので、雨も降りやすくなるということになります。
・黒い雲が出ると雨
雲が厚くなるということは、日の光が差さないくらい雲がどんどん重なっているということです。
日の光が差さないから雲もどす黒く見えるようになり、雨も降りやすくなるということになります。
・煙がまっすぐ立ち上ると晴れ、横にたなびくと雨
煙は、周りの空気よりも暖かいからまっすぐ上に上ろうとします。
だが、上空に暖かい空気があると、そこで押さえられてしまうため、横にたなびくようになります。
したがって、上空に暖かい空気がある時は、低気圧があるため、雨になりやすいと言われています。
・煙が東になびくと晴れ
煙が東になびくということは、風が西から吹いているということで、これは高気圧が近づいているということになるので、晴れやすいと言われています。
・さば雲は雨
さば雲は、前線や低気圧などが近づいたときに表れやすいのが特徴です。
この雲が近づいたということは、前線や低気圧が近づいているため、雨になりやすいと言われています。
・霜おれは雨
霜は朝に冷えこんだときに出来ます。
日陰や太陽の光の当たらない所の霜が溶けて折れるということは、その日の朝が暖かいということになります。
暖かいということは、低気圧によって暖かく、水を多く含んだ空気が吹きこんでいるためで、雨になりやすいということになります。
・霜の降りたときは晴れ
霜は夜から晴れ上がり、夜から朝にかけて冷えこんだときに出来ます。
霜が降りるということは、夜から晴れ上がったということで、その日一日晴れることが多いということになります。
・蝉が泣きやむと雨
蝉は、夏のにわか雨を当てることができるそうです。
蝉が泣きやむと、どうして雨が降りやすいのか、その原因はわかっていません。
・早朝が暖かい時は雨
早朝が暖かい時は、前線や低気圧などが近づいている時です。
前線や低気圧が近づいているため、雨になりやすいと言われています。
・太陽が傘をかぶると雨
太陽や月に、うす雲(傘)がかかっていると、時間が経つにつれて、前線や低気圧の雲がどんどん移動してきて雨が降りやすいと言われています。
「日傘、月傘は雨の兆し」と同じ意味です。
・燕が低く飛ぶと雨
空気中の水分が多くなると、蚊などの羽が水気をおびて、下の方を飛ぶようになります。
そのため、蚊をえさにする燕も低く飛ぶようになります。
だから、燕が低く飛ぶようになると空気中の水分が多いため、雨になりやすいと言われています。
・とんぼが低く飛ぶと雨
空気中の水分が多くなると、蚊などの羽が水気をおびて、下の方を飛ぶようになります。
そのため、蚊を餌にするとんぼも低く飛ぶようになります。
だから、とんぼが低く飛ぶようになると空気中の水分が多いため、雨になりやすいと言われています。
・波雲は雨
波雲は、前線や低気圧などが近づいたときに表れやすいのが特徴です。
この雲が近づいたということは、前線や低気圧が近づいているため、雨になりやすいと言われています。
・猫が顔を洗うと雨
暖かくなると、ノミや寄生虫などの活動が激しくなり、猫の皮膚がかゆくなりやすいそうです。
そのため、猫の毛づくろいの回数が増えると考えられ、暖かくなる時には、前線や低気圧が近づいているので、雨になりやすいと言われていますが、あまり当てにはならないとも言われています。
似たような言い伝えで、「猫がよく眠ると雨」「 猫が耳上より顔をなでると雨」「猫が耳までこすって顔を洗っていたら雨」「りこうな猫が鼻を上にむけてねると天気がよくなる」「猫の鼻がぬれていると雨」などもあります。
・春のやまじは雨しらす
これは愛媛県の言い伝えです。
「やまじ」とは、南西の山から吹いてくる風のことで、南西から吹く風は、暖かく水分が多い風であるため、水分が多いと雨が降りやすくなるということになります。
秋田県や新潟県では、「ダシがふくと雨」などもあります。
・はこべの花が閉じると雨
はこべの花は空気中の水分が多くなると花を閉じるという性質があります。
はこべの花が閉じるということは、空気中の水分が多いので、雨が降りやすいと言われています。
・日傘、月傘は雨の兆し
太陽や月にうす雲(傘)がかかっていると、時間が経つにつれて、前線や低気圧の雲がどんどん移動してきて雨が降りやすくなると言われています。
「太陽が傘をかぶると雨」と同じ意味です。
・飛行機雲が立つ時は雨が近い
飛行機が飛んだ後に飛行機雲が残るということは、上空の空気にたくさんの水分が含まれていることです。
だから、雲がしだいに大きくなり、雨が降りやすいということになります。
似たような言い伝えで、「飛行機雲は天気下り坂の兆し」「飛行機雲がすぐに消えると晴れ」などがあります。
・富士山が傘をかぶれば雨
山の近くで上昇気流が起こり、水分を多く含んだだ空気が上昇し冷えると、やがて雲(傘)が出来るため、雨になりやすいと言われています。
似たような言い伝えで、「高い山に雲がかかれば雨」と言うのもあります。
・冬の暖かい時は雨
冬は寒いものだが、やや暖かく感じる時は、前線や低気圧などが近づいている時です。
前線や低気圧が近づいているため、雨になりやすいと言われています。
・星がちらちらすると雨
星の光が激しくまたたいているように見える時は、空気の流れが激しくなっている時です。
そのような時には、前線や低気圧が近づいていて、雨になりやすいと言われています。
似たような言い伝えで、「薄い雲が北斗七星をおおうと三日のうちに雨になる」と言うのもあります。
・山が近く見えれば雨が降る
空気中の水分が多くなると、風があまり吹かず、塵もまい上がらない上に、光の屈折率も小さいため、遠くまで見えるようになります。
空気中に水分が多いため、雨が降りやすくなると言われています。
・山が青く見えると晴れ、白く見えると雨
空気中の水分が少ないと光の散乱が少ないため、青く見えます。
そして、空気中の水分が少ないために晴れになりやすいと言われています。
この逆として、空気中の水分が多いと、光が散乱されやすく、白く見えます。
そして、空気中の水分が多いため、雨になりやすいと言われています。
・山燕が多くでれば雨
空気中の水分が多くなると、蚊が大量に発生します。
そのため、蚊をえさにする燕も多く飛ぶようになります。
だから、燕が多く飛ぶようになると空気中の水分が多いため、雨になりやすいと言われています。
似たような言い伝えで、「ツバメが多く飛びまわる日は雨」と言うのもあります。
・レンズ雲は雨
レンズ雲は、前線や低気圧などが近づいたときに表れやすいのが特徴です。
この雲が近づいたということは、前線や低気圧が近づいているため、雨になりやすいと言われています。
似たような言い伝えで、「レンズ雲は風」と言うのもあります。

これらの他にも次のような言い伝えもあります。
上の言い伝えと重複しているものもあるかも知れません。

・太陽のまわりに、わっかが出来、お日様が傘をかぶっている時は雨
・夕方、虹ができると、これから天気は晴れ
・蜘蛛が巣を細かく張り出すと雨
・蜘蛛が巣を作ると晴れ(上とどう違うのか?)
・朝蜘蛛の巣に露がつくと晴れ
・蜘蛛が高い所へ巣をかけると晴れ、低いと雨が近い
・雨が降る日は、蜘蛛が巣をはらない
・風がないのに、雲行きが急なる時は大風
・雲の行き違いは雨
・ミミズに土がついていると晴れ
・馬の敷草が乾くと晴れ,塩が水を吸うと雨
・雲形の変化は天気の変り
・かさ雲は雨の兆し
・つるし雲は雨の兆し
・西風は日暮れまで
・からすが鳴き騒ぐと雨
・雀がにぎやかにさえずると晴れ
・雀が朝早くからさえずると晴れ、遅いと雨
・雀が水あぴすると雨が近い
・かたつむりが木に登ると雨
・蛇が木に登ると雨
・赤とんぼが高く飛ぶと明日は晴れ
・夜、蛙が鳴くと明日は晴れ
・蟻が忙しく動いていると雨
・蟻がたくさん出てくると晴れ(上とどう違うのか?)
・蟻が穴をふさぐと大雨
・魚が跳ねると雨
・鶏が夕方遅くまで餌を食ペている時は、明日の天気が悪い
・トンビや烏が鳴くと雨
・雉が鳴けば地震の兆しあり
・鴨が来れば暴風吹かず
・鳩が鳴けば日和なり
・蛇が木にのぼると大雨
・百足が家の中に入ってくると雨

・小さな虫が目の前を無数に飛ぷと雨が近い
・蜂の巣が低いところにあると台風が来る
・松の芽が曲がると雨
・力草に節ある年はその節の数だけ暴風がふく


天候の言い伝えを調べてみると、虫や鳥がよく出てきます。
地震での予知もそうなのですが、私たち人間よりも自然現象の予知能力が優れていると思います。
また、天気予報は、人工衛星で雲の流れを見ての予測ですが、これも昔からの言い伝えの雲の状況を参考にしているのでしょう。
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