雨が降っても取水制限

先月27日の梅雨にもかかわらず、ずっと雨が降らなかった愛媛県ですが、ようやく降りました。
松山市内では、およそ2週間ぶりのまとまった雨になっています。
降り始めから午後5時までの総雨量は、松山で32.5mm、今治で43mm、新居浜で28mmとなりました。
但し、もう止んでいます。
16日は前線が南へ下がり、ふたたび高気圧に覆われるため、愛媛県は、明日からは全域で晴れると予想しています。

松山市の水がめである石手川ダムの上流でも、今月に入ってからの降水量は、昨日までは平年の1割の29mmにとどまっています。
この少雨傾向の影響で、ダムの貯水率は下がり続け、14日午後5時現在では77・3%となり、平年に比べて11ポイント以上低くなっています。
これを受け、松山市は、上水道について、15日午前0時から、ダムからの取水を5%カットすることになりました。
気象台などの長期の天気予報では、今後もまとまった雨があまり期待できないそうです。
そして、この梅雨時にもかかわらず、ダムからの取水制限をすることになりました。
松山市の上水道については、15日午前0時から5%、水田への農業用水については15日午前0時から16・7%、果樹園などへの灌漑用水は10・0%です。
そして、このまままとまった雨が降らなければ、来月上旬にはダムの貯水率がゼロになる恐れがあるそうです。
毎年のこととはいえ、松山市の水問題は深刻です。

当ブログでも、渇水対策のカテゴリの中で、いろいろな提案をしてきました。
松山市の水源は、
①毎年のように取水制限が行われる石手川ダム
②渇水時期が長く続くと著しく水位が低下する重信川の地下水

しかありません。
少しの雨だけでは重信川は水が流れていません。
現実に、今日の昼頃には、まとまった雨が降っているのに、久谷大橋から眺める重信川には全く水が流れていませんでした。
ここ最近の晴天続きで、川の真ん中あたりまで雑草が進出してきて荒地みたいになっている所もあります。

もともと、石手川ダムについては、昭和30年代当時、将来のピーク人口を約37万人と予測して建設されたため、現在の松山市の50万人を超える都市の構えとしては非常に脆弱になっています。
松山市は、半分は石手川ダムで、半分は井戸水ですが、この井戸水も不安な要素はいっぱいあります。
もし、ダムか地下水のどちらか一方に何かあれば、市民生活や産業経済活動だけではなく、医療用水や消火用水の確保の面など、生命や財産を守る都市の機能が著しく低下すると思います。
私は、前に当ブログで提案したこともありましたが、いっそ思い切って淡水化施設を考えてはどうかと思います。
概略事業費は、試算した資料によると350~400億円となっていますが、この中には用地費や補償費は含まれていません。
但し、他の案もいっぱい考えましたが、どれもすべて現実的ではありませんでした。
ぼつぼつ決断する時にきていると思います。
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