敦賀原発の浦底断層

日本原子力発電の敦賀原発2号機(福井県敦賀市)真下にある「D―1断層」がクローズアップされています。

原子力規制委員会は、この「D―1断層」を活断層と断定し、国は活断層の真上に原子炉建屋の設置を認めていないことから、廃炉の可能性が濃厚になたといわれています。
これに対し、所有者である日本原電は、「厳重に抗議する。あらためて結論を出していただくよう強く要求する」とし、、「直ちに2号機を廃炉にすることはない」として、規制委の原発新基準が出る7月までに新たなデータを提出するとのことでした。
2号機は、原子炉建屋の真下に「D―1断層」がありますが、敦賀原発の敷地内には非常に大きな活断層である「浦底断層」があります。
この断層が動けば、「D―1断層」も一緒に動くだけでなく、今ある原子炉の1号機だけでなく、これから造ろうとしている3号機、4号機全部が危険だと思います。
「浦底断層」は、1970年代から専門家が活断層だと指摘していました。
1号機が出来たのはそれ以前なので活断層の調査は行っていないようですが、日本原子力発電は、1979年の2号機の時には、活断層の調査を行い、設置許可申請時に「浦底断層」は「活断層ではない」としています。
その後、1991年に地震学者らがまとめた「新編日本の活断層」に掲載されましたが、2004年に3、4号機の設置許可を申請する際にも従来の主張を繰り返しました。
でも、日本原子力発電の調査結果に旧原子力安全・保安院から疑義が持たれ、大掛かりなトレンチ調査をしています。
これが2008年3月のことで、日本原子力発電は「浦底断層」は4000年前以降に動いた活断層だと初めて認めました。
断層の長さは、南の活断層も含めて25kmで、地震の規模はマグニチュード(M)7・2程度と推定しています。
このマグニチュード7・2に対して、日本原子力発電は、地震動の評価式を使い、原発直下で見積もった最大の揺れの大きさに当たる「基準地震動」を800と算出しています。
2号機を対象に行ったストレステスト(耐性検査)では、その揺れの1・77倍(1416相当)までは燃料の損傷には至らず、安全性が保てると結論づけています。
「浦底断層」は、1、2号機から約200mしか離れていません。
規制委の委員長である田中俊一さんは「1キロより近い場合は今の評価式とは違った考え方をしなければならない」と発言しています。
私は、評価式がどんなのかはわかりませんが、200mしか離れていないところに非常に大きな活断層である「浦底断層」があること自体が危険であると思います。
日本原子力発電が算出した基準地震動の信ぴょう性以前の問題だと思います。

日本には、至る所に断層があります。
活断層だっていっぱいあります。
特に、この若狭湾みたいな起伏の激しいリアス式海岸は、他の地形よりはるかに多くの活断層があります。
福井県はこの若狭湾にいっぱい原発がありますが、そもそもこんな地形には造ってはいけなかったものだと思います。
敦賀原発は、1号機も活断層に対して安全とは言えませんが、運転開始から40年を超え、「40年運転」を原則とする制限にも触れます。
もともと、日本最古の商用炉である1号機は、本来、2009年12月に役割を終え廃炉にする予定でしたが、3号機、4号機の設置が遅れたことから運転期間の延長が模索されてきた経緯があります。
原発は必要のないものです。
他の原発立地県にも言えることですが、地元の経済とか、日本原子力発電の経営がどうのこうのと言っている場合ではないと思います。

TKY201204240741


その他の断層でも、原発周辺にはいっぱいあります。
事故があればどういう結果が待っているか、福島でわかっているはずです。
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