川に架かる川の橋

ドイツに、「川に架かる川の橋」という複雑な橋があります。

これは、「マクデブルク水路橋」(Magdeburg Water Bridge)と言って、エルベ川に交差するように造られた運河です。
全長は、918mで、ヨーロッパでは最大規模です。
ヨーロッパでは、運河は流通に欠かせない重要な交通網です。
この水路橋は、ヨーロッパ最大規模を誇る、ルール工業地帯と、首都ベルリンを結んでいます。
この橋が完成する以前は、ベルリンとルール工業地帯へ物資を運搬するのに、船はミッテルラント運河から、1度エルベ川に入り、川を下って、再びエルベ・ハーフェル運河に、入り直さなければなりませんでした。
さらに乾期になると、エルベ川の水位が大型船に対応できないという問題を抱えていました。
河川間の高低差は18mあります。
これらの問題を解決するために1997年に着工、6年後の2003年に「マクデブルク水路橋」が完成してからは、低い方の橋からエレベーターで船を持ち上げ、エルベ川を介することなくスムーズに船舶が行き来できるようになりました。
今では、流通を支えるだけでなく、多くの人が訪れる観光名所にもなったそうです。

Magdeburg-Water-Bridge 
写真の左右に流れる幅広の川がエルベ川で、上下に流れる運河をそのまま真上に向かって進むと首都ベルリンに行き当たります。
川と川とが立体交差しているなんとも奇妙な光景です。
日本では、道路より上に川がある「天井川」はよく見かけますが、こんな光景はまずあり得ません。

20110122_at01_017 
「マクデブルク水路橋」の両サイドは歩道になっていて、観光客で賑わっています。
それにしても、日本では見られない不思議な景色です。
運河には満々と水が流れ、このように大型船が行き来している光景を見ると、「水路橋の強度は大丈夫なのかな?」と心配してしまいます。
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