福島原発の停電

福島第1原発で、3月18日に停電が発生しました。
そして、1、3、4号機の使用済み燃料プール代替冷却システムなどが停止したそうです。
この後、
①19日未明に格納容器に窒素を供給する装置が復旧
②正午ごろには放射性物質を含んだ汚染水を処理する装置も稼働
③午後になって冷却装置も順次復旧
④1、3、4号機の燃料貯蔵プールも冷却を開始
⑤20日午前0時12分に、燃料6377体を保管している共用プールの冷却システムも運転を再開
停電後、約29時間ぶりに全面復旧したそうです。

私は、このニュースを聞いて、原発の持つ復旧や廃炉への難しさを改めて感じました。
普通の停電なら、大きな発電機でもあれば、瞬く間に停電は解消されると思います。
このような大きな会社なら、非常用の発電設備くらい用意していると思います。
発電したくても、いろいろな複雑な手続きがいることが、上記のような段階を踏んだ復旧になって、復旧に1日以上かかったのだろうと想像できます。
現在でも、1~4号機の使用済み燃料プールには、3千体以上の燃料が残っています。
そして、先に述べたように、共用プールには燃料6377体が保管されており、停電が長引けば深刻な事態になることも想定され、今回の冷却システムの停止で、13・9~25度だった4号機などのプールの水温は徐々に上昇したことが確認されています。
保安規定上の管理温度の上限は65度とされていますが、最も水温が高い4号機では、早ければ4日余りで上限に達する危険性もあったそうです。
停電の原因について、東電は仮設の配電盤に不具合が生じた可能性があると説明しています。
大震災から2年も経った今でも、配電盤がまだ仮設だったのはどうしてなのでしょうか?
必要のないところを面倒くさくして、必要なところが手抜きになっている気がしてなりません。
廃炉に向け、4号機の燃料プールからは今秋にも燃料取り出し作業が始まる予定だっただけに、今回の事態は廃炉への道のりの厳しさをあらためて示しました。
これでは、原発に対する国民の信頼はないと確信できます。
今回の停電についても、公表遅れを指摘する声もあり、すぐに復旧するから公表しなくてもいい、といった甘い判断はなかったかとも感じます。
こういった不信感を払拭できなければ、徹底した安全対策も構築できないと思います。
つまり、昔言っていた「安全神話」は全く崩れてしまっている今では、再稼動などもってのほかで、全原子炉を廃炉にするのは当然だと思います。
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