レトロな手押しポンプ

今ではほとんど見かけなくなりましたが、30年ほど前には、田舎の各家庭や田んぼなどに手押しポンプがありました。
ガチャガチャ音がするからか、ガチャポンとも言っていました。
あの頃はのどかでした。
田んぼで汗を流して、ガチャポンを押して、ザアーッと出てきた大量の冷たい水を飲んでいました。
宮崎アニメの「となりのトトロ」の一場面でも出てきました。
当社の倉庫には、もう20年くらい前から2基も眠っています。
このようなレトロな手押しポンプですが、現在でも充分利用価値はあると思います。
長い年月使っていない掘井戸に取り付けてみましょう。
ポンプなど必要なく簡単に水が出ます。
使えば使うほど水はきれいになり、井戸としての機能もよみがえってきます。
雨水のタンクに取り付けもできます。
少し水が必要なときにはとても有効です。
子供たちの水遊びの小道具としても利用できます。
ガーデニングとしても、庭木のそばにおくとおしゃれです。
それだけではありません。
いざというときに水を確保する緊急時の頼もしい水源になります。
電気もなにもいりません。
ただただ人力で押すだけです。
この手押しポンプですが、打込式と台板付の2種類の設置方法があります。
そして、水深が7m以上あると吸い上げができません。

1)打込式とは
直接地面にパイプを打って掘った井戸に取付けるポンプです。
田んぼなどの地面からにょきっとでた鉄のパイプに直接取付けます。
水脈にパイプを直接打ち込むので堀井戸のように井戸の中に土砂やゴミは入りません。
パイプはバイブロハンマーによる振動で掘り下げます。
地下水があるところまで掘り下げますが、市販されているパイプでは、穴は先端の30cm程度しか開いてないので大量にみずのあるところでないと渇水期には水が出なくなってしまいます。
パイプの長さは5.5mなので、もう少し掘り下げたい場合は継手が必要になります。
フート弁・逆止弁などは取付不可能です。
打込式だと、地下水位がどこにあるのかわからないし、エアが入ると水は出ないし、メンテナンスの仕様もないのですが、一番安上がりです。
そして、汲めば汲むほど水はきれいになります。

2)台板付とは
掘井戸(水面の見える井戸)に板を渡してポンプを固定するタイプの手押しポンプです。
ポンプを直接パイプに固定するのではなく、台板を掘り井戸又は台に板を固定し、ポンプから吸入パイプを井戸の水中に下ろします。
長いパイプを井戸に垂らす形になりますので必ずポンプを固定する台等が必要になります。
配管の途中や先端に逆止弁やフート弁を取付けることができるので<パイプの中の水が井戸に逆流することを防ぐことも可能です。
そうすることで、次回水を汲み上げる際に楽に水を出すことができます。
こう考えると、台板付の方が水は確保できますが、これはあくまでも掘井戸があることが前程です。
そして注意事項もあります。
①ポンプ据付け前に必ず井戸の清掃を行ってください。
砂などの異物を吸上げますと、摩擦、砂噛み等により揚 水できなくなることがあります。
②吸上げ高さは7m以内になるようにしてください。
渇水時には水面が下がりますので、吸い上げ高さは渇水期を基準にしてください。
③水没深さは管径の10倍以上とし、空気を吸込まないようにしてください。
④井戸底までの深さは30cm以上とってください。
⑤ポンプと配管は確実に接続し、空気を吸込まないようにしてください。
⑥井戸内に雨水が入らないように、井戸およびポンプのまわりを整備してください。
⑦ベースを使用する場合は、井戸上に台を設けて確実に固定してください。

 
手押しポンプの構造図

井戸の深さ 
台板付での設置方法
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