ロシアの隕石の放出エネルギー

ロシアのウラル地方で起きた隕石の落下については、当ブログでも2日前に速報しましたが、その時の発表よりは大きい隕石だったようです。
米航空宇宙局(NASA)が発表したところによると、隕石は重さ約1万トン、直径約17mで、時速約6万5千キロで大気圏に突入して高度20~25キロの上空で爆発し、複数の破片に分かれて落下したそうで、広島型原爆の約30倍に相当する約500キロトンのエネルギーが放出されたそうです。
飛行機もニアミスしていました。
カザニ発チェリャビンスク行きのアクバルス航空のボンバルディアCRJ200型機です。
機長のアルヒポフさんは「着陸に向けて高度を下げた際、まばゆい火の玉を見た」と証言しています。
無事通り過ぎることを期待するしかなかったそうで、このアルヒポフさんによれば、隕石は副操縦士が座る右側から飛来し、飛行機の近くを横切った後、すぐに爆発音が聞こえたそうです。
副操縦士のコトフさんは顔に隕石の熱を感じたといい「(隕石が)三つに割れて飛び散るのを見た。それぞれが巨大に見えた」と説明しています。
この隕石落下に伴って集合住宅3724軒、学校や幼稚園など671施設が被害を受け、割れた窓ガラスの総面積は20万平方メートルにのぼっているそうです。
ロシアでは1908年、ツングースカ大爆発では、隕石とみられる落下物がシベリアの森林約2千平方キロをなぎ倒したことがあり、今回の隕石はその時以来の大きさだと言われていますが、地上で、それも市街地で爆発していたらと思うとぞっとします。

今回の隕石ですが、時速約 6万4000キロで音速の約50倍です。
先に述べたように、NASAの発表ではこの隕石の放出エネルギーは「500キロトン」です。
キロは1000ですので50万トンですが、この場合の「1トン」は「TNT火薬1トン分」のエネルギーの事で、TNT火薬500キロトン=「50万トン」分のエネルギーという事になります。
ここで言っているTNT火薬とは、トリニトロトルエン (trinitrotoluene)の火薬ことで、その略称TNTは、トルエンのフェニル基の水素のうち3つをニトロ基で置換した化学物質のことです。
TNT火薬1000トンの爆発の威力でさえ原子爆弾に相当するそうです。
実験している映像では、衝撃波が周囲を駆けめぐり、一瞬で海水が沸騰、ものすごい勢いで船が浸水し、飛んでいる飛行機が一瞬で姿を消す様子などが収めています。
今回の隕石のエナルギーは「500キロトン」ですからの実験しているTNT火薬の500倍になります。
「500キロトン」のTNT火薬(比重1.6)の体積は東京ドーム2.5個分です。
そして、25mプールで換算すると「1000杯分」です。
下表には、いろいろなケースで換算しています。
先ほど行っていた北朝鮮の核実験でのマグニチュードは5.2だったそうですが、エネルギーを計算すると、隕石の衝撃はそれの約70倍になります。

但し、人類が持つ核爆弾にはもっと凄いのがあって、アメリカで持っている1000キロトンや2000キロトンはまだ小型の核で、大型の水爆なら10000~20000キロトンのもあります。
先に述べた、ツングースカの大爆発では、水爆並みの20000キロトンです。
ちなみに恐竜を絶滅させたと言われている6500万年前のメキシコ・ユカタン半島に落ちたとされる巨大な隕石は60000000000キロトン(6000万メガトン)の威力だったそうです。
こうして数字を並べてみると、核兵器は実に恐いものだと思います。
まずは、世界中から核を無くすのが先決かも知れません。

イメージ 3
スポンサーサイト
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム
QRコード
QR