ロシアの隕石爆発

ロシア・ウラル地方のチェリャビンスク州付近で2月15日午前9時20分ごろ(日本時間午後0時20分ごろ)に、隕石が飛来して上空で爆発したそうです。

そして、隕石は爆発した後、大部分が燃え尽きたのですが、残った破片が地上3~5ヶ所に落下したそうです。
破片の一つは州内から西におよそ70キロ離れた湖のそばで、直径6mほどのクレーターのようなものが確認されています。
この衝撃波で多数の家屋のガラスや屋根が壊れ、昨日の発表では約1000人がけがをし、約3000の建物が被害を受けたそうです。
動画サイトで、落下の瞬間をとらえた映像を見ましたが、光の点が画面に見え始めてから10秒足らずで、尾を引きながら画面中央に達し、爆発しました。
この爆発で辺り一帯をまぶしく照らし、その後、飛行機雲のような白い軌跡を残していました。

この隕石ですが、「流れ星」の非常に大型のものだそうです。
普通の「流れ星」は大きさが数cmから数mm程度なので、すぐに燃え尽きてしまいますが、これが数十cmから1mを超えると、こういう大きな流れ星になって、燃え尽きずに最後まで残ってしまうそうです。
映像では、非常に明るく光ったあとに、消えゆく破片が最後に残っていて、だんだん消えていっているので、これが隕石となって燃え残って落ちた可能性が高いと専門家は言っています。

ロシアの非常事態省によると、隕石は中央アジア・カザフスタン上空からウラル地方に向かって北西の方向に飛んできたそうです。
ロシア科学アカデミーは隕石の重さを10トンと推定し、時速5万4000km以上で大気圏に突入したと分析しています。
ロシア地理協会チェリャビンスク支部の解析では、隕石は高度70〜30kmで3回爆発し、白い閃光を広範囲に放ち、やや遅れて爆発音が響いた。南東から北西に向けて空を横切り、45度の角度で地表に突っ込んだそうで、隕石は直径10mもあった可能性もあるとのことです。

隕石の落下は他国だけではありません。
日本でもこれまでに約50個の隕石が確認されています。
今までに地球に落下した主な隕石を紹介します。
①約20億年前
南アフリカに直径約15kgの隕石が落ち、直径300kmのクレーターができたそうです。
②6500万年前
メキシコ・ユカタン半島に巨大な隕石が落下し、恐竜絶滅の原因との説もあったそうです。
③861年
日本で記録に残る最も古い隕石で、福岡県直方市の須賀神社境内に落下しました。
現在も神社に現存するそうです。
④1885年
日本での最重量の隕石は、大津市で見つかった田上隕石です。
主成分は鉄とニッケルで174kgあります。
⑤1908年
シベリアの上空で大爆発があり、半径30kmの森林が炎上しました。
ツングースカ大爆発と呼ばれ、隕石が原因との説がありました。
⑥1991年
愛知県豊橋市の田原港に接岸中の貨物船を430gの隕石が直撃しました。
⑦1992年
島根県松江市の民家を6kg以上ある隕石が直撃しました。
この隕石は「美保関隕石」と命名しました。
⑧1998年
トルクメニスタンに90×60cmの隕石が落ち、直径6mの穴ができたそうです。
⑨2003年
広島県広島市安佐南区に414gの隕石が落ち、物流センターの屋根に穴があきました。
⑩2007年
ペルーに隕石とみられる物体が落下しました。
直径約30m、深さ約6mの穴ができ、異臭で数百人が頭痛を訴えました。
⑪2011年
モロッコに隕石が落下しました。
後に、火星から飛来したものと判明しました。

過去の隕石と比べても、今回のチェリャビンスク州の隕石はレベルが違うと思います。
これだけのけが人が出て、今のところ死亡者がいないのは奇跡に近いと思います。
コンピュータでのシミュレーションでは、直径200mの隕石が大西洋の真ん中に落ちた場合、沿岸部で高さ200mの津波が発生し、オランダ、デンマーク、マンハッタンをのみこみ、たった数分で何億もの人が死ぬといわれています。
そして、隕石衝突の直撃を回避したとしても、長い冬がやってくるそうです。
衝突後の、衝突の灰が地球を覆い、光合成を破壊するそうです。
世界中の植物は死滅し、食物連鎖も破綻するそうです。
はっきりしているのは、衝突する隕石が大きいと、人類が絶滅するかもしれないということです。
先に紹介した6500万年前に、ユカタン半島を直撃した隕石は、直径10kmあったそうです。
この衝突で放出されたエネルギーはTNT火薬6000万メガトンで、生物種の60%、海洋生物の75%が絶滅したと伝えられています。
恐竜の絶滅説も頷けるところです。
今回の隕石は直径10mだそうですが、これでもものすごい爆発です。
そして、ロシアの隕石の大きさから、近いうちに、100m級の隕石が落ちてくる可能性も現実味を帯びてきました。
これも、オゾン層の破壊とか、地球温暖化とか、人間が自然を破壊することに関連しているのかも知れません。
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