中国・韓国の手抜き工事

中国と韓国のずさんな工事の一端をお伝えします。

(1)陽明灘大橋の崩壊
去年の8月24日に、黒竜江省ハルビン市にある「陽明灘大橋」が崩壊し、大型トラック4台が落下した事故がありました。
「陽明灘大橋」は、ハルビン市としては最初の吊り橋で、全長は7133mで、そのうち橋梁部分は6464m、接続部分は669m、橋の広さは41.5mで、片側4車線の上下8車線であり、設計時速は80m、1時間当たりの通行許容量は9800台となっています。
この橋ですが、完成後たった9ヶ月で崩壊したそうです。
この崩壊のプロセスとしては、
①橋桁の柱が中心に寄りすぎて、右側通行の右車線側まで橋桁が十分に支えられていない状態
②そこへ重量級の満載トラック3台がおなじ橋桁区間の右車線を同時に走行
③右端は支え切れてないので、シーソーみたいに路面が持ち上がってナナメに傾く
④どんどん橋桁のカドが損壊するので路面はナナメになったまま落下
このように想定されています。
中国政府は、「過積載のトラックが橋を渡ろうとしたため」との説明がされていますが、その程度で崩壊するような構造ではいけないと思います。
問題の橋は、先に述べたように8車線もある大きなものです。
たまたま崩落した部分だけが手抜き工事による欠陥を抱えていたのではなく、橋そのものが欠陥品だと言われています。
報道では、「崩落した部分から木片や合成樹脂などが露出している」とされ、路盤の下地にゴミを埋め込んでいた可能性もあります。
この橋は220億円かけて建設したそうですが、今後は数十億円をかけて撤去し、新たな橋をかけ直す必要があるそうです。
この「陽明灘大橋」ですが、およそ3年の予定で建設に取り掛かったものの、実際には14ケ月で完成し、当時は「黒竜江省の奇跡」と賞賛されていたそうです。
日本のように工事の過程をきちんと監督していたのか、完成時に十分な検査・確認が行われたのか疑問です。
事故当時、橋を通過しようとしたトラックは過積載で、総重量が60トンもあったとされていますが、政府側は過積載のトラックが原因だとし、橋の欠陥は不問にするつもりなのかもしれませんが、以前の列車事故同様、いかにも中国らしい不可解な対応です。
それにしても過積載を取り締まらず、放置している現状にも問題があります。
大型のトラックやダンプカーのほとんどが過積載で走っており、別の崩落事故では総重量100トンもの大型トラックが橋を渡ろうしたというケースもあります。

(2)裸果金沙大橋の落下
四川省攀枝花市の「裸果金沙大橋」もやはり吊り橋ですが、去年の12月10日に、吊り下げを支えるケーブルが突然緩み、橋の一部の路面が一瞬へこみ、変形しました。
橋の中央部分に橋を吊り支える2本のケーブルの土台が地面から浮き上がっており、その周辺約幅2m部分が陥没して歪みが生じたそうで、両側に建てられたガードレールも著しく変形しました。
中国国内の報道によると、橋の底部分に路面を支えるコンクリート製横梁があるはずだが、事故後の調査ではこれがなくなっていたそうです。
横梁はケーブルが緩んだ時に金沙江に落下したと推測されています。

(3)クタイ・ カルタネガラ橋の崩壊
2011年11月には、中国の支援で建設のインドネシア最長吊り橋が突然崩壊しています。
この橋は、東カリマンタン州の マハカム川にかかる「クタイ・ カルタネガラ橋(第2マハカム橋)」で、全長710mで、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジを真似て、2002年に中国が建設したと報じられています。
建設から10年も経過していないのですから、老朽化が原因ではないはずで、橋の構造や設計に元々問題があったと考えられています。
中国の建設会社が施工したのですから、橋の構造が適切かどうか、構造計算などしていなかったのかも知れませんし、外観をゴールデンゲートブリッジに似せただけで、十分な強度があるかどうか考えもせず、検査もしていない可能性すらあります。

(4)手抜き工事の実態
新華社通信によれば、この1年で橋の崩落事故が6件も発生しているのだそうで、いかに何でも異常な事態だと思います。
そして、中国では、土木建築の手抜き工事がしばしば発覚し、社会問題になっています。
数年前に発生した四川大地震では、7千棟近くの校舎が倒壊し、死亡・行方不明者の2割に当たる1万9千人の児童・生徒が亡くなったのですが、その原因は材料不足や手抜き工事だと中国の建設相も認めていました。
その教訓も無視して、未だに儲けるために平気で手を抜く建築業者がゴロゴロしているそうですから、欠陥建築だらけという惨状であり、そのツケは国民に降りかかってきます。
そして海外にまで出かけて欠陥だらけの橋を建設するのですから、インドネシアのように中国の援助を受け入れた国は迷惑を被ってしまいます。
中国国内のニュースとしては、全長約42kmの世界最長橋「青島海湾大橋」が去年の夏に完成したものの、ボルトが緩んでいたり取り付けられていない箇所が見つかるなど、完成早々手抜き工事として話題になりました。
中国では、地方政府と建設業者が結託して欠陥工事が横行しているとも言われています。
このような事故が多発するのは当たり前なのかも知れません。
そして、インフラの老朽化のスピードが日本以上に中国の方が速いと感じます。
今後もこうした事故の頻発が予想され、日本以上に総点検が必要だと思います。
しかし、問題は中国社会が「メンテナンス」を重視ししていません。
異常音を響かせながら走り続ける地下鉄車両や、故障したまま野ざらしになった野外エスカレーターなど、問題があっても放置する「無関心・無責任」な社会の体質は変えることが難しく、ましてや、「未然に食い止める」という安全意識からはほど遠いと感じます。

(5)韓国も一緒
中国のずさんな工事を紹介しましたが、韓国もほぼ一緒だと思われます。
パラオ本島とコロール島の間に約200mの「KBブリッジ」という橋が架かっていますが、この橋は1996年に一度崩落しています。
建設するにあたり日本の鹿島建設も見積りを出したのですが、韓国の会社が日本の半額で落札し、工事を行いました。
「KBブリッジ」は、「Koror-Babeldaob Bridge」 の名前のとおり首都コロール島と空港のあるバベルドアブ島を繋ぐ橋で、島国パラオの交通の要衝として1977年に開通しました。
ところがこれがひどい手抜き工事だったようで、コンクリートの固め方でさえでたらめだったそうです。
竣工直後から橋の中央部がたわみはじめ、15tだった通過制限重量がすぐに10tにまで減らされました。
このたわみはやがて、通過する時おかしな揺れを体感できるほどに大きくなり、崩落事故の起きる頃には、徐行運転で渡るほかないという状態に陥っていました。
そして1996年9月28日、橋が完成してから19年目に、「KBブリッジ」は突如真っ二つに折れ海に落ちました。
中国では手抜きすぎて完成前に崩壊しますが、韓国は辻褄合わせの手抜き工事で完成してから崩壊するところがタチが悪いそうです。

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上から見ると明らかに橋桁が貧弱で、橋柱が路端から遠すぎるように思えます。
専門家は、柱と橋桁の関係を理解してない設計だと言っています。

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完成してからこのような倒れ方をするのが不思議です。
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