水に関係のある地名

松山市にも、水に関係のある地名はたくさんあります。

①泉町・和泉北・和泉南
ここは石手川沿いでもあり、昔から湧き水がいろいろな場所から出るところです。
そのため地名が「出水(いずみ)」となり、「泉」「和泉」に変わっていったそうです。
②溝辺町
ここも石手川の上流域で、「水の辺(みずのへ)」から「溝辺(みぞのべ)」へと転訛したそうです。
③樽味町
ここも石手川沿いですが、土地が低いので「水の勢いのたるみたるところ」と呼ばれ、この「垂水(たるみ)」が「樽味(たるみ)」になりました。
④柳井町
ここも泉町の隣なのでやはり石手川沿いです。
中の川通りから少し石手川方向に向かうと井手神社がありますが、ここの東に「柳井の泉」がったことから「柳井町(やないまち)」と呼ばれるようになったそうです。
⑤清住
「清住(きよすみ)」と読みますが、昔は「亀代住」と言われていたそうです。
ここは海の近くなのですが、「住」は「澄」の意味もあるそうで、きれいな水を連想するそうです。
⑥志津川町
「志津川(しつかわ)」は、泉に対してつけられた地名だそうですが、大川沿いに大きいため池が連続して見られますが、今は泉とは縁がないようです。
⑦清水町
「清水町(しみずまち)」は名水があったことに由来してつけられたそうですが、今は面影もありません。
石手川は、昔はこのあたりを流れていたという説もありますが、その頃には名水があったのでしょう。
⑧平井町
石手川の支流である小野川の上流域ですが、この地域は伏流水が豊富で、泉もあったそうです。
「平井(ひらい)」は、平和の「平」に井戸の「井」なので、水が豊富という意味なのでしょうか?
⑨船ヶ谷町
この地名は船の形をした谷を意味するそうです。
三津浜港には近いのですが、「ふね」は湧き水を意味するとも言われているので、現在の地形から考えると水が湧き出る谷とも想像できます。
⑩井門町
ここは石手川の中流域で、「井門町(いどちょう)」と読みます。
井戸や湧き水の門や樋があったことを示していますが、伊予国(現在の愛媛県)の有力豪族だった河野家家臣の井門氏に由来する地名とも言われています。
⑪出合
この地名は、重信川と石手川とが合流するところから地名となりました。
⑫祝谷
この地名は、「湯湧き谷」が「祝谷(いわいだに)」になったという説と、死者の霊を「葬(ほうむる)」ことから「祝(ほうり)」へと変化したとも言われています。
道後温泉が近いので、地名もその影響を受けているのでしょうか?
⑬鉄砲町・平和通
このあたりは、昔は「日野町」と呼んでいました。
松山城下にあって、蒲生忠知に伴って、近江国蒲生郡日野から移住してきた人たちの町でした・
そして、寛文年間に火災があり、「日野」は、「火の」に通じると言われ、「水口町」に変更したそうです。
それから、「鉄砲町」と「平和通」に再度変更しています。
⑭河中町
このあたりは、昔は「日浦」と呼ばれていましたが、「日」は「火」に繋がると言われ、石手川と福見川の合流地点にちなみ「河中町」に変更したそうです。
私は今でもこのあたりは「日浦」と呼んでいます。
⑮水口町
ここは、石手川ダムより上流にある町です。
昔はこのあたりは「別名」と呼ばれていたそうですが、天宝元年の大干ばつで農作物は大きな被害を受けたそうです。
そこで、雨乞いの祈願をこめて「水口町」に変更したそうです。
「鉄砲町」と「平和通」も昔は「水口町」だったそうですが、重複していた時はなかったのでしょうか?
⑯青波町
ここは、石手川ダムの東隣にある町ですが、やはり天宝元年の大干ばつで農作物は大きな被害を受けたそうで、雨乞いの祈願をこめて水に縁のある地名に変更したそうです。
それにしても、「ブルーウェーブ」は海岸あたりの町につける地名かと思っていたのですが、「青波町(あおなみまち)」は山の中にあります。
⑰道後樋又
この地名は、岩堰から道後に向かって流れている寺井内川を、大川と宮前川とに分ける樋口があったので「道後樋又(どうごひまた)」の地名になったそうです。
⑱三町
この町は、「桑原」「松末」「畑寺」にかかる「三町池」が由来になっています。
⑲鴨川・東川町・古川・小川・小川谷・猿川・九川
この町は、川の流域や川の名前が由来になっています。
⑳内浜町・新浜町・高浜町・小浜・土手内・海岸通
この町は、すべて海の近くの町になります。
他には、白水台(はくすいだい)は最近出来た地名ですが、この付近には「白水峠(しらみずとうげ)」があり、これが由来になっていると推定されます。
高井町南高井町は石手川の流域で、全国名水百選の「杖の渕」もあり、現在でも湧き水が出ることで有名です。
「井」という字が入っているので水が豊富でなんらかの水に関係しているというのは推察されますが、文献には載っていません。
水泥町は、南高井町の隣町で、水に関係した地名だとははっきりわかります。
水が汚かったのかなとか、泥が混じったみずを飲んだのが由来かなとは単純に想像はできるのですが、これも文献には載っていません。

松山市で、水に関係のある地名を並べてみました。
きっとどこの市町村でも同じような由来だとは思います。
なんとなく、地名を聞けば、山に近いか、海に近いか、何があったのかは想像できます。
但し、「青波町」みたいに全く逆の所もたまにはあるかも知れません。
スポンサーサイト
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム
QRコード
QR