ダウンザホールハンマー

井戸を掘る場合にはいろいろな工法があります。
一般的には、下表に示したように人力の掘り井戸から、ロータリー式、ダウンザホールハンマーとあります。
今回は、ダウンザホールハンマーについて調べてみました。

最近井戸掘りに使われているダウンザホールハンマーには数々の長所があります。
特に、信頼性、地層への適応性、施工性、仕上げの難易度、経済性に優れていると言われています。
また、櫓を組む必要がなく、20mくらいなら一日で掘ることができます。
つまり、ロータリー式より数段掘削能率が優れています。
そして、岩盤や玉石などが硬いほど、圧倒的な工期短縮が可能です。
オールケーシング工法のため、不安定な崩壊性地盤(砂礫、破砕帯、断層)や軟弱地盤にも適しています。
また、硬質岩盤などの安定地層になると、オールケーシングから素掘りにも変更できます。 
エアリフト作用で、計画水量と水質(鉄分、塩分等)、帯水層の位置が掘削中(仕上げ前)に判断できます。
地下水があるところでは、掘削中でも水が吹き上げてくるのでよくわかります。
泥水を使用しないエアー掘削のため、目詰まりを抑え、わずかな水脈も見逃しません。
そして、やはり泥水を使用しないため、産業廃棄物処理が不要です。 

短所もあります。
大口径と大深度は、ロータリー式が優れています。
掘進速度は、圧縮空気圧と風量(コンプレッサ性能)で決まるため、200m程度までです。
岩盤の硬さはあまり影響ないのですが、大量の湧水があると、抵抗のため掘削効率が下がります。
それと、硬い岩盤は得意なのですが、軟らかい粘土は、ロータリー式に比べても掘削効率が下がります。 
ケーシング併設時は、帯水層を調べる電気検層などの試験ができません。
ダウンザホールハンマーでは、井戸仕上げはSGP鋼管のスリット型スクリーンを主に用いています。
したがって、巻線型スクリーン等を使用するときは、素掘り、もしくはケーシング掘り(スクリーンを設置してからケーシングを引抜く工法)が必要となります。
充填砂利を採用する場合でも、SGP鋼管のスリット型スクリーンを井戸仕上げには出来ません。
ただし、巻線型スクリーンは、開口率は大ですが、SUS-150Aで390,000円/本(5.5m)と非常に高価です。

表「さく井工法比較」















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