大寒波と地球規模の対処②

昨日のブログ、「大寒波と地球規模の対処」で2010年から2020年に何が起こるかを書いたレポートを紹介しましたが、こうした状況を地区ごとにまとめると、
 
(1)地球規模の気象変動
①ヨーロッパ
気候変動の被害が最も大きく、特に北西の海岸部ではシベリアのようになるそうです。
ヨーロッパ南部でも気候は変わりますが被害は比較的少ないそうです。
降雨量の減少によりヨーロッパ全体で食料が不足し、ヨーロッパは北欧とアフリカからの難民に悩まされるだろうと予想されています。
②アメリカ
アメリカ北東部での農作物の収穫量が減るそうです。
南西部では温暖な季節は長くなりますが旱魃と強風による土壌喪失が起ります。
海岸地域は海面上昇が続くので温暖期と同じ危険があり、米国は内向きにならざるを得ないと予想されています。
③中国
台風による降雨が不安定になるので食糧供給に問題が出ます。
冬はより長く夏はより暑くなります。
広い範囲で飢饉が起り、内乱が起り、同時にロシアや西欧のエネルギー資源を欲しがると予想されています。
④バングラデシュ
台風と海面上昇で大部分の地域が居住不能になります。
飲用水も海水に汚染され、難民が中国とインドに向かうと予想されています。
⑤東アフリカ
ケニア、タンザニア、モザンビークは旱魃になり、食糧供給は困難になと予想されています。
⑥オーストラリア
ここが一番被害は少ないと思われていますが確実ではありません。

こうした気候変動は、農業、漁業、野生生物、水、エネルギーに影響します。
穀物の収量は、低温、水不足、生育可能期間の短縮により10-25%減少し、従来の害虫が死に絶えても新しい害虫が生まれ、新しい殺虫剤と駆除法が必要になります。
漁民は魚群の移動に対応できていないだろうと予想されています。

(2)世界中の食糧や資源争い
突然の気候変動が引き起こすことによる影響は次の3つと予想されています。
①食糧不足
②飲料水の不足
③鉱物資源の不足

始めのうちは条約や貿易規制のようなことが行われるだろうと予想されていますが、土地や水の問題は次第に暴力的になり、紛争国が絶望的になるにつれて争いは激しくなるだろうと思われます。
現在の人類の生活を支えているのは輸送能力と言われています。
つまり、必要な資源が一部の地域に偏って存在しています。
これが突然寒冷化した場合、輸送能力は大幅に落ちるでしょう。
その結果、食料、水、エネルギーを争奪する戦争が起ると思われ、戦争と飢餓により人口は減少し、やがて低下した輸送能力に見合うようになります。
米国や西欧のように、高い輸送能力をもっている国は同時に突然の寒冷化に対処する能力が高く、このことが持てるものと持たざるものとの対立を激しくし、そして持たざるものは行動を起こすそうです。
人類は飢餓と略奪の選択を迫られた時には、隣国を略奪してきた歴史があります。
狩猟採集時代から農耕時代まで、戦争があると全人口の25%の成人男性が死んだそうです。
平和な時代が来たのは、輸送力が増した時代だれです。
しかし、このような平和な時代は長続きしません。
人口が急速に増加して輸送力を圧迫し、戦争を呼び戻すような、最も闘争的な社会のみが生き延びてきました。
過去3世紀では、皆殺しを避けて、勝敗を決めるために最小限の敵を殺した後、生き残った人間に自国の経済を再建させるようになりました。
戦勝国も輸送力を増強して隣国との関係の融和に努めるようになりました。
突然の寒冷化によって輸送がいたるところで途絶すると、このような傾向も崩壊して元の状態に戻り、戦争の時代になると予想されています。

(3)寒冷化に対する対策
これまでに急激な寒冷化が少なくとも8回起ったことは歴史的な事実です。
急激な寒冷化に備えて打つべき対策ですが、
①天気予報モデルの改善
研究を進めて、気象変動を確信を持って予知できるようにします。
特に急激な気象変動が起る場合の予兆を明らかにする必要があります。
②気象変動によって起きる事柄を包括的に予測
急激に寒冷化が起った時に、生態、経済、社会、政治にどのような影響が現れるかを研究する必要があります。
このような研究だけが事前に紛争を予防できると言われています。
③脆弱さを示す指標を作る
それぞれの国が寒冷化に対してどの程度脆弱かを示す指標が必要です。
その指標は、農業、水、鉱物資源、技術水準、社会の団結と適応性を含んでいなければなりません。
④後悔のない戦略
どのような戦略を取れば、後悔しないで済むかを明らかにします。
食物、水を確実に供給し、治安を維持するための戦略です。
⑤対策の演習
対策班を作って、寒冷化によって起る大量難民、疫病・伝染病、食物と水の不足に対して予め準備しておくことも大切です。
⑥局地的な対策
寒冷化は最初局地的な被害をもたらし、特に重要な食料生産地に関して、その土地や作物に特有な脆弱性を調べておかなければなりません。
⑦気象制御技術の開発
現在は気温を下げるよりもむしろ上げる方が容易です。
例えば大気中にハイドロフルオロカーボンガスを放出するなどがありますが、慎重にやらないと国際紛争の種になりかねないので注意が必要です。

(4)地球のあるべき姿
来年は2013年です。
近年の異常気象を見ていると、今後の7年間で突然の寒冷化の証拠はもっと明らかになると予想されます。
その結果何が起るかももっとよく分かるようになるでしょう。
先進国は、紛争を最小限に抑えるために外交的な努力をする必要があり、また、自然環境を破壊するような森林伐採や排気ガスの問題を深刻に考えなければなりません。
そして、核の問題ですが、昔、先進国が行った核実験でも、多大な被害が出ており、異常気象にも結びついた場所もあったと思います。
そして、今の原発の乱建設では、地球が寒冷化する前に消滅してしまいそうな気がします。
世界中の人々が、福島の被災者の気持ちになって、地球のあるべき姿を深刻に考えてほしいと思います。
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