全国各地でノロウイルス

全国各地でノロウイルスによる食中毒が発生し、亡くなっている方もいます。

(1)全国各地でのノロウイルスの食中毒
①宮崎県
宮崎県では、12月12日から22日にかけて、日南市南郷町の医療法人春光会東病院で、入院患者30人と職員14人の合わせて44人がおう吐や発熱などの感染性胃腸炎の症状を訴えました。
このうち70代から80代の男性の入院患者6人が、22日までの9日間に相次いで死亡し、5人が重症だということです。
死亡した6人はいずれも吐いた物が気管に入るなどして、肺炎を起こしたということです。
病院が簡易検査を行ったところ症状を訴えた44人のうち、5人からノロウイルスの感染を示す陽性反応が出たそうです。
宮崎県は、宮崎市でも12月17日、同市瓜生野のスーパー「しょっぴんぐたうん ウィリー」の弁当を食べた26〜84歳の85人(男18人、女67人)が下痢や吐き気などの症状を訴えたと発表しています。
ここでも10人からノロウイルスが検出されています。
メニューは、野菜のかき揚げや巻きずしなどだったそうです。
②山梨県
山梨県では、甲斐市の「るんるんランチ」が製造した仕出し弁当の集団食中毒で、12月23日の時点で、患者は372事業所、計1184人になったそうです。
ここでも、一部からノロウイルスを検出していますが、全員軽症だそうです。
この「るんるんランチ」は山梨県内約870事業所に1日約3800食を販売しているため、患者はさらに増える可能性が高いと言われています。
 ③広島県
広島県では、弁当製造会社「ダイヤス食品」(本社・山口県宇部市)の広島支社(広島市安佐北区)が製造した給食弁当が原因とみられる集団食中毒があり、広島市保健所によると12月16日の夕方までに1381人が下痢や嘔吐(おうと)などを発症しています。
重症者はいないみたいですが、患者11人と従業員1人の便からノロウイルスを検出しました。
同支社は10、11日に各約4700食を配達しているそうです。
メニューのうち、おかずは空揚げ南蛮やキャベツ、ハンバーグ、エビフライなどだそうです。
④大阪府
大阪府でも、12月17日に、和泉市伯太町2の飲食店「食彩の館未来」が13日に提供した天ぷらなどの弁当を食べた同市の33〜87歳の男女36人が吐き気や下痢などの食中毒症状を訴え、うち4人の便などからノロウイルスを検出したと発表しました。
同店の従業員2人の便からもノロウイルスが検出されました。

(2)ノロウイルスとO-157の違い 
以前には「大腸菌感染について」でO-157について調べたことがありました。
http://ntooffice.blog21.fc2.com/blog-entry-626.html

今回発症したノロウイルスとO-157とは何が違うのか調べてみました。
①O-157は、大腸菌・細菌
・細菌は、死んだ細胞でも栄養素があれば繁殖できます。
・菌による食中毒は、菌の量が一定量を超えたら、2度、3度繰り返し食中毒を起こしてしまいます。
・強い腹痛と、鮮血を伴なう激しい下痢が主な症状です。
②ノロウイルスは、ウイルス
・ウイルスは死んだ細胞の中では繁殖出来ません。
・ノロウイルスは、ウイルスで、抗体が出来れば2度かかることはありませんが、4種類の異なるタイプがあるため、4回はかかる可能性はあります。
・嘔吐や、水のような下痢、頭痛などの急性胃腸炎が症状です。

(3)ノロウイルスの症状と原因
つまり、ノロウイルス(Norovirus)は、乳幼児から高齢者に至る広い年齢層で、非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウイルスの一種です。
この感染症は11月から3月の主に冬季に多発しますが、年間を通して患者はみられます。
ノロウイルスの感染はほとんどが経口感染(口から体内に入り感染する)であり、次のような感染経路があると考えられています。
①感染者のウイルスが大量に含まれる便や吐物などから直接もしくは二次的に感染する場合
②調理などを行う食品取扱者が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合
③ウイルスに汚染された貝類(特に二枚貝)を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
④ウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合

などがあります。
特に、食品取扱者を介して二次感染する食中毒のケースが近年増加傾向にあります。
今回も、弁当からのケースがほとんどで、同じものを大量に作っていますから被害も大きくなっています。
この時期になると、外で飲んだり食べたりする機会が多くなってきます。
不衛生は禁物で、元気で正月を迎えたいものです。
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