異常気象と水事情

地球は水の惑星だと言われています。
確かに、地球には約14億立方キロメートルの水がありますが、そのうち約97%は海水となっています。
塩分を含まない淡水はたった約3%にとどまり、このうち約70%は南極や北極にある氷です。
さらに細かく分類していくと、飲み水は全体のわずか0.01%に過ぎません。
世界人口62億人に対して、たったそれだけなのです。
地球上の人口を考えると食料と飲料水が完全に足りないと言われています。
現実に世界中で水不足に悩まされ、その極端な地域としてアフリカ大陸のサワラ砂漠より南の地域では、雨が降らないために慢性的な水不足と食糧危機がずっと続いています。

(1)おいしい水は高い?
日本では、平気で井戸水を飲んでいますがきれいな水は世界各国ではなかなか飲めません。
そして、きれいな水を作ろうとすれば莫大な費用を要します。
日本で売られているペットボトル一本の水の値段は、500mℓが120円です。
例えば、ガソリンの値段が1ℓ140円くらいですから水のほうが高いことになります。
ドイツでは、ガス入りの水が0.7ユーロ(80円)、ガスなしの水が4ユーロ(450円)、そして赤ワインが1.7ユーロ(200円)です。
つまり、ワインのほうがおいしい水より安いことになります。
ヨーロッパではこれが普通だそうです。
日本では水道水が普及し、よっぽどの渇水でもない限り、水に困ることはありません。
ましてや世界の水不足のことなどは考えてもいません。
でも、そんな日本の水道水でも、清涼飲料水として買い求める水の値段ほどではないのですが、下水道代も加算されているからかなり高い値段で買っています。
各自治体が、少しでもおいしく飲めるように莫大な資金と創意工夫をもって作られています。
こんな今こそ真剣に水問題を考えてみなければいけません。
 
(2)世界の水事情
世界の水事情について簡単にまとめてみると、
①水が原因で年間500~1000万人が死亡
②12億人が安全な飲料水を確保できない
③2025年には48か国で水が不足する見込みで、2050年には60カ国にまで達し、水不足国の合計人口は、2030年には現在の5億人から70億人に達すると予測される
④水がかかわる病気で子どもたちが8秒に1人ずつ死亡
⑤途上国における病気の80%の原因は汚れた水
⑥界人口の50%に対し下水道などの衛生設備が未整備
⑦淡水魚の20%の種が水の汚染で絶滅の危機
「21世紀は水の世紀」という概念は、水問題への理解と解決なくして世界の平和は訪れないという考えが根底にあります。
水問題は、もはや発展途上国だけの問題ではなく、国際社会全体の問題であるという認識が必要だと思います。

(3)近年の異常気象の原因
近年の水の問題では降雨のパターンが変わっています。
①これまでの経験をはるかに越えるゲリラ豪雨が降る
②雨季の時期がずれる
③半乾燥地で今までは少ない雨でもなんとか工夫して暮らしていた地域にまったく雨が降らなる

といった事態が起きています。
気候変動で、水の循環のパターンが変わってしまっています。
そうなると、これまでの防災基準では対応できないほどの雨が降ってしまい、洪水対策が後手にまわってしまいます。
このような気象変化は、土石流や溜め池の決壊、土砂崩れや河川の決壊、地盤沈下だけでなく、これまで栽培してきた農作物が、天候の変動により、育たなくなってしまうかも知れません。
そんな実害が出てきますが、それでも先進国ならば、建築物の補強、堤防をより高くするなど、変化に対して何らかの手を打つことができるかも知れません。
けれど、迅速に対応することができない国や地域は大きな被害を被ることになります。
但し、このような気象変化は、森林伐採やCO2などの大気汚染などが要因になっていることが多く、つまり人災なのです。
原発だってそうです。
クリーンエネルギーがうたい文句だったけど、人が住めないような汚染状態です。
地球をより良くするために、先進国から取り組まなければなりません。
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