今度は東通原発

また原発の話です。

12月13日に、原子力規制委員会の専門家調査団は、関西電力大飯原発(福井県)と日本原子力発電敦賀原発(福井県)に次いで3例目である東北電力東通原発(青森県)敷地内にある断層が活断層かどうか調べるため現地調査を始めました。
専門家調査団のメンバーは、
島崎邦彦さん・・・・原子力規制委委員長代理(東京大名誉教授)
粟田泰夫さん・・・・産業技術総合研究所主任研究員
金田平太郎さん・・・・千葉大准教授
熊木洋太さん・・・・専修大教授
佐藤比呂志さん・・・・東京大地震研究所教授
の5人でした。
東通原発には、敷地を南北に貫く「F-3」という断層や、原子炉建屋近くまで延びる「F-9」という断層があります。
そして、断層の現地調査は14日に終わり、調査を終えた島崎さんは「活断層とされる、10万年前よりも新しい年代のもので、おそらくF-3断層やF-9断層が動いた影響だ。断層の辺りに実際に動いた証拠があり、これらの断層が繰り返し動いている」と述べました。
熊木さんも「新しい時代に地殻変動が確実にあったと思う。F-3、F-9の動きの関わりを考えるべきだ」と述べていて、2本の断層に注目しています。
佐藤比呂志さんからは「核関係の施設がある下北半島周辺で、地震を起こす断層の調査がもっと行われるべきだ」として、沖合を南北に伸びる海底断層「大陸棚外縁断層」など、東通原発の敷地の外の調査も重要だという指摘も出されました。
以前から東北電力は「断層周辺で見つかった地層の『ずれ』は、地層の一部が水を吸って膨らんだ膨(ぼう)潤(じゅん)作用の結果できたもので、活断層が原因ではない」と説明しています。
これに対しても専門家からは否定的な見方が示され、金田平太郎さんは「現象としてあってもいいかもしれないが、それだけで説明するのは難しい」と述べています。
活断層の可能性が高いと判断されれば、追加調査や耐震性の見直しを迫られ、東通原発の再稼働は難しくなります。
北側に隣接し工事が中断している東京電力の原発にも影響が出てきます。

平成9年の原発設置許可申請書には、断層の一種で、数百万年前の地層を切断する多くの「破砕帯」が示されています。
このうち地層のずれがはっきりしている破砕帯について、東北電力は、先に述べたように地層が水を吸って膨張する「膨潤作用」が原因として、活断層ではないと評価し、当時、国の審査委員会もそのまま承認したそうです。
これに対し、東洋大の教授である渡辺満久さんらは空中写真判読などで敷地内には3m以上ずれた「異常な起伏」を発見し、「膨潤作用という結論を出したことは驚きを禁じ得ず、審査結果に重大な疑義がある」と指摘していました。

ここで言っている「膨潤作用」とは、工事などにより上載荷重が除去され応力開放に伴って、半固結の泥岩などが吸水しながら膨張することです。
その際に、半固結の泥岩などが強度低下してすべり面が形成され、崩壊が発生することも多いとは言われいてます。
しかし、自然の浸食営力が乏しい三本木ヶ原台地の地中内では、「膨潤作用」のみが引き金となってずれの長大なものが形成される可能性は皆無と言わざるを得ないそうです。

先ほど紹介した東洋大の教授である渡辺満久さんらは、東通原発の南方にある六ヶ所村のウラン濃縮工場や使用済み核燃料再処理工場の直下にも、未発見の活断層がある可能性が高いとの研究を残しています。
渡辺さんらがサイクル施設周辺を踏査したところ、東側に幅最大2km,長さ15kmの撓曲地形を見つけました。
日本原燃による地下探査データと照合すると、西側に傾斜した逆断層がサイクル施設の直下まで延びていることが読み取れたそうです。
よって撓曲地形は活断層によるものと判断し、12万5千年前に離水した海成段丘の西半が何十回もの逆断層運動を受けて30m隆起し、撓曲地形が形成されたと結論付けています。

原発の再稼動候補地の3箇所を調査しただけでこのような活断層がクローズアップされています。
現在再稼動している大飯原発だって怪しいものです。
日本で、海岸の近くで活断層のないところなんて有り得ないと思うくらいたくさんあります。
断層まででなくてもほとんどの岩盤には大なり小なり亀裂があります。
地震により助長され亀裂が開くことも考えられ、安全な場所は皆無だと思います。
それに、福島原発の事故は津波の影響が大きいと思います。
日本の原発はすべて海のそばです。
つまり、どの原発も津波に対しては防ぐ術がありません。
つまり、安全な原発は日本にはないのです。
すべての原子炉は、一日も早く廃炉にすべきです。
経済性や必要性などの議論は必要ないと思います。
日本国民にとっては、安全性を最も重要視すべきです。
スポンサーサイト
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム
QRコード
QR