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現在の福島原発と廃炉作業

下の写真は、事故から1年7カ月も経った今の福島第1原発の被災状況です。

これだけ見ると、まだ何にも廃炉作業が進んでないように感じます。
これには、依然作業に支障をきたすほどの高い放射線量を記録していることがあり、放射性物質を含んだ汚染水も増え続け、東電はこれらの対策に追われているのが現状みたいです。

福島第1原発では、原子炉建屋に流れ込む地下水を井戸でくみ上げる「地下水バイパス」の設置工事が9月上旬から始まっています。
地下水の量は1日当たり約400トンに達し、放射性物質による汚染水が増える一因になっていますが、汚染前にくみ出して海に放出する方針だそうで、11月上旬の本格稼働を目指しています。
地下水は、福島第1原発の西の山側から1~4号機が並ぶ海側に向かって、地中の「透水層」と呼ばれる地層を通り、建屋の地下に流れ込んでいます。
本来は流れ込む地下水を建屋周囲に設置されているサブドレンという縦穴からくみ上げますが、放射性物質の濃度が高く、敷地外に出すことができません。
このため、地下水が建屋に到達する手前の1~4号機西側にある高台に、深さ20~25メートル程度の井戸を全部で12本掘り、ポンプで水をくみ上げて、建屋への流入量を減らす計画です。
水は9基、計1200トンの一時貯留タンクで保管し、セシウム137の濃度が1リットル当たり1ベクレル以下であることを確認してから海に流すそうです。
3~6月の水質調査では、井戸を掘る地点の地下水のセシウム137は最大でも0・041ベクレルだったそうです。
建屋より山側の地下水汚染はほとんどないと私は思っていました。
よっぽどじゃない限り地下水が逆流することは考えられないので、爆発で大気中に飛んでいった放射能が、山に落ち、地下の「透水層」になって到達しない限り汚染はしないと思います。
一部で最大184ベクレルのトリチウムが検出されたそうですが、通常の運転で海に放出してもよい値を大きく下回り、東電は放出に向けた大きな課題の一つは解消できたと話しています。
周辺自治体や漁業関係者らの理解を得てから稼働するそうですが、この「地下水バイパス」の設置工事自体が応急対策でしかありません。

今回の現場公開では、1号機と2号機の間で毎時10シーベルトが確認された原子炉建屋の排気筒付近では、報道陣を乗せたバスが間近を通る方法で公開され、最も高い線量が測定されたのは、4号機タービン建屋の海側を走行中の車内で、毎時1ミリシーベルトだったそうです。
原発の修復作業をしている人達は100ミリシーベルトが基準になっています。
バスの中だから1ミリシーベルトだったのだと思いますが、4号機のタービン建屋の押しつぶされたタンクがそのもも残っている状態を見ると、まだまだ毎時10シーベルト程度の線量だとは容易に推測できます。

いずれにしても、未だに福島第1原発はみんな必死で放射能と戦っています。
これがあと何十年も続くとなると、原発の被害はとんでもなく人と金がかかり、それだけでなく放射能により亡くなっていく人も後を絶たない状態になるのはもう見えています。
それなのに、なぜ再稼動で、なぜ建設中の原発が再開なのでしょうか?
工事再開が決まった大間原発は、まだ30%しか出来ていないと聞いています。
ウランもなにも入っていない今なら、重機で壊しても、爆破しても放射能は出ません。
これが完成している原発では、廃炉にするのにも莫大な年月と費用がかかってしまいます。
政府や、一部の経済界の人たちは、福島第1原発の被害をもう忘れてしまっているのでしょうか?
4号機のタービン建屋の海側では、押しつぶされたタンクがそのままだった。この付近では毎時1000マイクロシーベルトを計測した=12日午前10時40分、福島県大熊町の福島第1原発(代表撮影)

4号機のタービン建屋の海側では、押しつぶされたタンクがそのままでした。
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