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粘土・シルト・砂の判断基準

粘土やシルト、砂などの区分についての判断基準を私なりに考えてみました。

(1)土質試験での区分
粘土やシルト、砂などの区分は土質試験をするとはっきりします。
ただ、現場ではその場で判断を迫られることが多くあり、日報や柱状図にも書き入れなければいけません。
土質工学会の基準では、
①粘土は0.005mm以下
②シルトは0.0005~0.075mm
③砂は0.075~2mm
それ以上が礫に区分されます。
数値ではわかっていても例えば0.075mmなんて測れるわけないので、何かを目安に判断するしかありません。
ここではその判断のポイントを示します。

(2)粘土について
1)粘土の見分け方 
①河川が運んできた粒子が海や沼の中に静かに堆積したもので、水につけて水中で洗うと石鹸のようにぬるぬるしてなかなかとれません。
②粘性が強く、こねていると団子のように固まります。
③乾燥させたものに舌をつけると吸い付く感じがします。
④サンプルを手で割った割り口がベタッとしてよくこねたように見えるのが淡水成で、細かく粒立ったきめ細かいビスケットの破断面のように見えるのが海成です。

2)粘土の特性
①粒子が細かく粘着力があり不透水層を構成します。
②含水量が多く、また水分が抜けにくく、良化するのに時間がかかります。
③盛土等の荷重が作用した場合、軟弱な粘土層は、かなり深部まで圧密の影響を受けるため沈下量が多くなります。 
④沖積層では青灰色や暗灰色とかの暗い色が多のですいが、洪積層では緑色や茶色とかの明るい色が多いのが特徴です。
⑤腐植物が入っているのが淡水成で、貝殻を含んでいる場合は海成です。
⑥腐植物が混入した層は、その部分が非常に軟弱な地盤になっています。

(3)シルトについて
1)シルトの見分け方
①河川が運んできた粒子が粘土を伴って海や沼の中に静かに堆積したもので、水につけて水中で洗うとすみやかに手からおちます。
②粘性があまりなく、こねていると粉末状になりさらりとした印象を与えます。

2)シルトの特徴
①粘土ほど粒子が細かくはないのですが、不透水層を構成します。
②粘着力はあまりありません。
③盛土等の荷重が作用した場合、軟弱なシルト層は、かなり深部まで圧密の影響を受けるため沈下量が多くなります。 
④沖積層では青灰色や暗灰色とかの暗い色が多のですいが、洪積層では緑色や茶色とかの明るい色が多いのが特徴です。
⑤腐植物が入っているのが淡水成で、貝殻を含んでいる場合は海成です。
⑥腐植物が混入した層は、その部分が非常に軟弱な地盤になっています。

(4)砂にいて
1)砂の見分け方
①河川が運んで海や沼の中に堆積したもので、シルトよりはザラザラしています。
②粘性がなく、こねることがなかなか困難です。
 
2)砂の特性
①粘着力がなく粒子が粗いため透水性は良好です。
②力の分散効果が高いので、盛土等の荷重が作用しても浅い部分で分散し、深部まで影響することは比較的少なくなります。
③雨水等の水締めがきき、地盤が安定するまでの時間は短いのが特徴です。
④河口等の砂は粒子の大きさがそろっているため、締まり具合がルーズな場合や地下水位が高い場合などは、地震時に液状化現象を引き起こします。
⑤沖積層の粘土分を含む砂は粘性があり、触ったあとに粘土分が残っていますが、洪積層ではシルト分や粘土分を含む砂は固結が進んでいます。
⑥河川や沼に堆積した砂は縦方向や横方向に地層の変化が激しく、腐植物を伴うことがあります。
⑦砂丘の砂は地層の変化は少なく、シルトの薄層などを挟むことはありません。
⑧海成の砂はシルトの薄層などを挟んだり、貝殻を含んでいることが多いのが特徴です。
⑨沖積層では粘土やシルトと同様に青灰色や暗灰色とかの暗い色が多いのが特徴です。
⑩海成の洪積層では、恒常的な地下水位より下の層は緑色、上の層は茶褐色になり、砂の色調で地下水の状況がわかります。


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