礫の大きさの推定

建築や道路建設におけるボーリング調査は孔径66mm掘削がほとんどです。
孔壁の崩壊防止のためのケーシングの孔径でもせいぜい116mmなので、実際に地下に分布している玉石混り礫の大きさはボーリングの孔径を超える大きさになります。
実際の礫の大きさはどのように推定しているのでしょうか?

(1)玉石混り礫の堆積環境と工事の影響
①玉石混り礫は、旧河道・旧河床・扇状地などに分布することが多く、大小さまざまの径が堆積しています。
②玉石混り礫は、扁平な部分を下にして堆積しています。
③掘削や杭工などの土木工事では、玉石混り礫の分布と共に、その大きさが問題となることがあります。

(2)ボーリングにより採取される礫径
一般的な調査ボーリングは、孔径66~116mmで掘削するため、孔径を超える大きさの礫は、礫の一部がコアとして採取されます。
採取されるコアは、
①礫の中央部をくり抜いたもの
②端部を切断したもの
③バラバラに破砕したもの
などがあり、観察礫径は、図1、図2のように実際の最大礫径と異なります。

(3)最大礫径の推定
上述のとおり、ボーリングコアより推定される礫径は、その地層における最大礫径を示したものではありません。
図1の①はボーリングコア=礫径の評価で良いのですが、②③は礫の一部分です。
このような時には、礫の長径は観察礫径の3倍程度と推定されています。
工事・設計においては最大礫径≧(2.5~3.0)×観察礫径として提案している場合もあります。

※ 三橋晃司:ボーリングデーターの見方と活用ノウハウ、近代図書、1995 を参照しています。

図1 玉石混り礫の堆積とボーリング          図2 ボーリングで観察される礫径

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