計画停電の恐怖

6月10日、大飯原発3、4号機の再稼働をめぐり、福井県原子力安全専門委員会は、政府の暫定的な安全基準を妥当と認めた上で、安全性を確認できたとする報告書案をまとめたそうです。

(1)再稼動における安全対策
①大飯原発付近の斜面崩落の危険性
②大飯原発付近の「破砕帯」が活断層と連動しない
③制御棒の挿入時間などについての安全対策

など、ごく当たり前の安全対策の報告書で、
④事故時の災害拠点となる免震重要棟の建設
⑤フィルター付きベント(排気)の設置
⑥津波を防ぐ防潮堤の整備

などの抜本策は2015年度に先送りしています。
でも、安全な原発って今の現状では考えられないと思います。
福島だって事故処理が全く進んでいないのに、安全性が確認できることはないと思います。

(2)計画停電と電力使用制限令との違い
最大の障壁だった関西広域連合も再稼働を「事実上容認」しています。
脱原発を強く主張している橋下さんも「一時的な再稼働に限る」とした上でですが、「事実上の容認」と認めています。
橋下さんは、電力不足時のセーフティーネットとして準備が進められている「計画停電」を恐れていたことを明かしています。
計画停電は関西電力が策定するもので大阪市に権限がないそうで、「病院はどうなるのか、人工呼吸器の確認はどうなるのか、真夏の暑い日に高齢者を全部把握して熱中症対策はできるのか。原発の事故の危険性よりも目の前のリスクの方におじけづいた」と話していました。
計画停電は地域ごとに順番に輪番で停電させる制度です。
東京では、昨年計画停電が行われたましたが、6日後には計画停電から電力使用制限令に切り替えるように東京都が国に要望を提出しています。
「2時間といっても実際には工場などはほとんど動かせず、停電時間以上の影響が出る」(東京都環境局)上、水道が止まるなど市民生活に大きな影響が出たためです。
しかし、政府は今夏の電力需給対策として電力使用制限令の発動を見送る一方で、関西電力などに計画停電の準備を指示しています。
したがって、電力使用制限令は「オプションから消された」(橋下さん)ことになります。
電力使用制限令は、受給契約を締結している大口需要家が対象で、病院や上下水道、鉄道などは適用除外となります。
最悪の場合を想定すると、病院などが除外される電力使用制限の方を選択するのが普通の考えだと思います。
全くもって政府のやり方には納得できないですね。
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