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チェルノブイリの被災者

原発の事故は取り返しのつかないことになってしまいます。
チェルノブイリを検証することで、福島県やその周辺に今後起こる状況を想定することができます。
そして、もう二度とこのような悲惨なことが起きないようにするために私達国民が声高に叫び続けることが大切だと思います。

(1)チェルノブイリの事故
1986年4月26日、今から26年前、ウクライナ共和国のチェルノブイリ原子力発電所の4号炉で、爆発事故が起こりました。
この爆発で原子炉が破壊され火災が発生しました。
その火災を消火するため、ヘリコプターから原子炉の炉心をめがけ、総計5000トンの砂や鉛などが投下され、14日後にようやく火災が鎮火しました。
   
(2)対処のまずさで多数の死者
事故時はゴルバチョフ政権でしたが、付近の住民に普段どおりに生活を続けるように指示していました。
このため、被爆原因とみられるがんによる死者は4000人にもなったと言われています。
またそのとき放射線を受けた作業員33人(ロシア政府発表の数値です)も死亡しています。
また更に被災者支援組織ウクライナ・チェルノブイリ連合によりますと、過去26年間に事故後の復旧活動に参加した人で、14万人が死亡したと言われていますが、放射能の影響度かどうかは定かではありません(Wikipediaデータでは、数十万人死亡とも言われていますがこれも定かではありません)。
事故から最初の1年でこの区域のクリーンアップ労働者は21万1000人と推定され、その労働者の平均線量は165ミリシーベルトと推定されています。
 
(3)事故による発生した放射性物質
事故直後においては健康への影響は主に半減期8日の放射性ヨウ素によるものでした。
現在では半減期が30年のストロンチウム90とセシウム137による土壌汚染が問題になっています。
この区域の植物の中のセシウムのレベルは上がり続けています、(Wikipediaデータより)
   
(4)事故対策の石棺作業での問題
石棺作業で数名の作業員が死亡しましたが、その遺体の搬出はできていません。
石棺は応急的措置であり、大半はロボットで行ったため老朽化が著しく、万一崩壊した場合には放射能が飛散するリスクがあります。
石棺の耐用年数は30年と言われていますので、再度放射能封じ込めの補修作業が必要となります。
また、現在でも年間4000KLに近い雨水が石棺の中に流れ込んでおり、原子炉内部を通って周辺の土壌に拡散しています。
そして、石棺のコンクリートや鉄筋もその湿気で腐食し続けています。
         
(5)現地は野生動物の宝庫
事故後15年して、2010年12月に、ウクライナ政府はチェルノブイリ原発付近への立ち入りを許可しました。
それまでは、発電所から30Km以内は立ち入り禁止でした。
放射線レベルが低下したことによる立ち入り許可でしたが、無人の土地となった現地一帯は、野生動物の住処となっていました。

(6)まず被災国である日本から
チェルノブイリは26年経ってもこのような状態です。
福島は、やっと一年が経ったところです。
チェルノブイリ規模の放射能が飛散しているのは明らかなのに、早くも30Km以内の人たちを帰宅させて大丈夫なのでしょうか?
原発の稼動だってそうです。
安全なわけがないのに安全と言い張って原発を稼動させようとしています。
チェルノブイリみたいな人為ミスがこれからも起きないとは言い切れません。
それに、やはり地震と津波は怖いです。
特に日本は、54基すべての原子炉は海のそばに建設されています。
原子力発電という言葉自体が死語になるように、地球上からなくすことが必要です。
そのためにはまず被災国である日本からその手本を示し、まず原子炉を廃炉にする必要があります。       
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