FC2ブログ

トップリング崩壊

斜面崩壊の原因の一つにトップリングがあります。
トップリング(Toppling failure)は、風化作用と地質条件を要因として岩塊や岩盤が斜面崩壊(崩落)する現象の一つで、岩塊斜面の上部が回転を伴いながら前方に倒れる破壊のことです。
層理、節理、割れ目などの分離面(不連続面)が著しく発達した柱状、板状の岩体からなる斜面で、不連続面が急傾斜でしかも斜面側に傾くときに発生しやすいのが特徴です。
①たわみ性トップリング崩壊
②ブロックトップリング崩壊

その両者の混合破壊があります。
たわみ性トップリング崩壊は、層理または節理が受け盤となっている岩盤斜面において、傾斜が比較的緩やかで、しかも比較的軟質な板状岩盤の場合は、層理または節理によって分離した岩盤が重力によって全体的に斜面側にたわんで、ゆっくりと崩壊していく現象です。
一方、ブロックトッブリング崩壊は、層理または節理が受け盤となっている岩盤斜面において、傾斜が急角度で、しかも硬質の板状または柱状の岩盤の場合は、層理または節理によって分離した岩盤が重力によって全体的に斜面側にたわんで、引張破壊を起こしブロック状となって崩壊する現象です。


たわみ性トップリング崩壊

ブロックトッブリング崩壊

愛媛県では、和泉層群の砂岩・頁岩によく見られ、特に層理面の傾斜が高角度の受け盤の場合に崩壊していました。
したがって、ブロックトップリング崩壊ということになります。
道路を新設する時の長大法面でよく崩壊していました。
小規模な場合はコンクリート吹付工や鉄筋挿入工でいいのですが、規模が大きくなると、崩壊防止にはアンカー工が必要になります。
スポンサーサイト



最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム
QRコード
QR