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北海道にある昭和新山

北海道にある「奇跡の山」と言われている昭和新山を紹介します。

昭和新山(しょうわしんざん)は、北海道有珠郡壮瞥町にある火山です。
支笏洞爺国立公園内にあり、国の「特別天然記念物」に指定されています。
また、有珠山とともに「日本の地質百選」に選定され、周辺地域が洞爺湖有珠山ジオパークとして「日本ジオパーク」「世界ジオパーク」に認定されています。
昭和18年に、それまでは、平坦な麦畑だった壮瞥町のフカバ地域が、地震とともに突然隆起し、そのまま隆起が続き、2年ほどで今の昭和新山が誕生したそうです。
20世紀で最も新しい火山の1つで、現在も噴気活動が見られ、温度低下と浸食などによって年々縮んでいるそうです。

「昭和新山」の画像検索結果
有珠山の側火山で、デイサイト質の粘性の高い溶岩により溶岩円頂丘が形成されています。
標高398mですが、先に述べたように、温度低下や浸食などによって少しずつ縮んでいます。
山肌が赤色に見えるのは、かつての土壌が溶岩の熱で焼かれて煉瓦のように固まったからだそうです。
そして、川に運ばれ平地の地下に埋まるなどしていた石が溶岩によって持ち上げられたため、昭和新山の中腹には河原にあるような丸い石が場違いに転がっているのも見ることができます。

【昭和新山誕生までの噴火活動】
1943年(昭和18年)
 12月28日、午後7時頃に壮瞥町周辺で最初の有感地震。以降地震が頻発する。
1944年(昭和19年)
 1月4日、フカバ集落の湧水の温度が上昇し、20℃だったものが43℃に達する。
 1月5日、洞爺湖に巨大な渦巻きが発生。同日、レールの隆起により胆振線が不通となる。
 2月 - 5月、フカバ集落・柳原集落・東九万坪・西九万坪一帯で隆起活動が続く。
        中でも柳原集落は前年比で31mも隆起した。
 6月21日、壮瞥川が川底の隆起によって氾濫。
 6月23日、午前8時15分、東九万坪台地より第1次大噴火。第1火口形成。
 6月27日、午前6時、第2次大噴火。第2火口形成。   
 7月2日、午前0時頃に第3次大噴火。第3火口形成。苫小牧、千歳方面に降灰。
 7月3日、午前8時30分に第4次大噴火。室蘭、登別方面に降灰。
 7月11日、午前10時40分に第5次大噴火。噴煙が強風に倒され、洞爺湖畔を襲う。
 7月13日、午後6時10分に第6次大噴火。第4火口形成。
 7月15日、午後9時に第7次大噴火。
 7月24日、午前5時に第8次大噴火。
 7月25日、午前5時10分に第9次大噴火。
 7月29日、午後2時20分に第10次大噴火。
       登別、白老方面に降灰。亜硫酸ガス噴出で山林が荒廃。
 8月1日、午後11時55分に第11次大噴火。室蘭方面に降灰。
 8月4日、午後10時に第12次大噴火。    
 8月20日、午前6時に中噴火。第5火口形成。
 8月26日、午後2時20分に第13次大噴火。
       壮瞥町滝之上地区で、睡眠中の幼児1名が火山灰により窒息死。
 9月8日、午後4時15分に第14次大噴火。フカバ集落で火山弾による火災。5戸が全半焼。
 9月16日、中爆発。第6火口形成。
 10月1日、午前0時30分に第15次大噴火。第7火口形成。
 10月16日、午後7時50分に第16次大噴火。
 10月30日、午後9時30分に第17次大噴火。これを最後に降灰を伴う噴火は収束。
 12月、溶岩ドームの推上が始まる。
1945年(昭和20年)
 1月10日、溶岩ドームの高さ、地表より10 - 20m。
 2月11日、溶岩ドームは高さ40 - 50mに成長。
 2月26日、溶岩ドーム主塔の脇に副塔が確認される。
 5月、主塔の高さ85mに達する。
 9月20日、全活動停止。溶岩ドーム主塔の高さ175m。
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