熊本県南阿蘇村の「落ちない石」が落ちた

熊本県南阿蘇村で切り立った岩山の隙間に挟まり、「落ちない石」として親しまれてきた石が、一連の地震のあと落下しているのが見つかったそうです。

この「落ちない石」は、南阿蘇村観光協会などによると、真ん中の落ちそうで落ちない石が「龍が産み落とした卵」とされていて、そこから「娩の石」と呼ばれていたのがいつしか「免(めん)の石」となったそうで、現在では、落ちそうで落ちない姿から「災いを免れる」としての、「免の石」の意味合いが強いようです。
「免の石」は、南外輪山(みなみがいりんざん)にある高さ約40mの崖にできた割れ目に、宙に浮いたように挟まった縦3m、横2m、重さ約5トンの巨石です。
この石は、
①火山活動の過程で崩壊や浸食を繰り返し、偶然1つの石が岸壁に挟まった
②もともと左右の岸壁と共に1つの大きな岩だったのが、浸食により今の形になった
とか諸説あるようですが、この偶然を利用し、5年ほど前から観光ツアーが組まれているほか、「決して落ちない」「(岩場と岩場が)結びついている」というイメージから、受験生や縁結びを願う女性ら年間1千人ほどが訪れていたそうです。
南阿蘇村や地元農協は2009年から、石の下まで行けるトレッキングコースを整備し、石から1kmほど離れた山の中腹に展望公園を造るなどして、観光資源として力を入れてきたそうです。
南阿蘇村職員で、「免の石」のツアーガイドを務める今村浩征(こうせい)さんによると、前震の翌日の15日に展望公園から眺めた際は無事だったそうですが、本震翌日の17日昼に確認すると、崖の割れ目に挟まっているはずの石はなくなっていたそうです。
今村さんは「観光客も年々増えていた。夏休みにはライトアップなどの企画も考えていたのに残念で仕方がありません」と語っていました。

「落ちない巨石」が落ちた…熊本・南阿蘇村の「免の石」2
4月16日までは、この写真のようにしっかりと岩間に挟まっていたそうです。
落ちそうで落ちない姿から「災いを免れる」として、「免の石」と名付けられたというだけに残念です。

 
観光ツアーでは、「免の石」を下から見上げることもできたそうです。
写真で見る限りでは、大地震では落下しても仕方がないような気がします。

「落ちない巨石」が落ちた…熊本・南阿蘇村の「免の石」
これが4月17日以後の写真です。
少し暗い写真ですが、岩間には、ぽっかりと空洞ができています。
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