段丘について

段丘について調べてみました。

段丘 (だんきゅう lower terrace)とは、川や海または湖などの周辺で、末端に崖を伴う平坦面が連続している地形のことです。
①河岸段丘
河岸段丘(かがんだんきゅう river terrace)は、河成段丘(かせいだんきゅう)とも言われ、河川に沿って分布する平坦面 (段丘面) と急崖 (段丘崖) から成る階段状の地形のことです。
段丘面は地下水面が低く、段丘崖の下には湧水が出ていることが多いのが特徴です。
段丘面は過去の河床面で、浸食によって河床が低下したことを示しています。
段丘を構成している礫層は、段丘礫層 (だんきゅうれきそう terrace deposit)と呼ばれています。
特に大きな河川の流域に見られる河岸段丘では、堆積物の大部分を、この段丘礫層が占めています。
一般に、礫の大きさや形は場所によって変化します。
表層部では風化して軟らかくなっていることがあり、クサリ礫と呼ばれて岩盤の風化岩と区別しています。
成因としては流量,岩屑量,河床勾配の変化が考えられ、それらの変化を引起す素因として気候変化,地殻変動,火山活動などが挙げられます。
②海岸段丘
海岸段丘(かいがんだんきゅう coastal terrace)は、海成段丘(かせいだんきゅう)とも言い、海岸沿いに発達する台地状または階段状の地形のことです。
海面下の平坦面が陸化したもので、海側にゆるく傾く平坦面と、その前面を限る急崖から成っています。
平坦面の最上部 (内陸側の斜面との屈折点) はかつての海岸線を示し、急崖はかつての海食崖でした。
③湖岸段丘
湖岸段丘(こがんだんきゅう lacustrine terrace)とは、砂や粘土が湖の周囲から流れ込んで、湖岸近くに堆積した結果形成された階段状の地形が、湖水面の低下によって湖面上に現れたものです。
その最上部はほぼ当時の湖岸線と、湖水面高度を示すと考えられています。

段丘は、地殻変動や、侵食基準面の変動がその形成原因となります。
河岸段丘を例にすると、侵食力を失った河川が隆起や海面低下などにより再び下刻を行うと、それまでの谷底平野内に狭い川谷が形成されます。
谷底平野は階段状の地形として取り残され、河岸段丘が形成されます。
ただし、これとは逆に、山地からの土砂供給により、形成される堆積段丘というものもあります。
侵食が進んで河川勾配が侵食基準面に近付き侵食力が弱まると、段丘崖の下に新たな谷底平野が形成されます。
その後隆起などにより再び侵食力が強くなると新たな段丘崖が形成され、河岸段丘が多段になります。
主に河岸段丘は内側に近づくにつれ、新しくなるのが特徴です。
また、段丘の成因は、段丘の形態や分布の特徴だけでなく、段丘を構成している基盤岩石や堆積物など構成物質や堆積物の厚さなどにより、その構造は違ってきます。
段丘はその構成物質によって、岩石段丘(基盤岩石だけ、あるいはその上にのるごく薄い段丘堆積物からなる)と砂礫段丘(基盤岩石の上にのる厚い段丘堆積物からなる)に区分されます。
また、先に述べたように、段丘面を形成した浸食・堆積作用により、浸食段丘(erosional terrace)と堆積段丘(accumulation terrace,fill terrace)とに区分されます。
スポンサーサイト
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム
QRコード
QR