丸い石のひみつ

海岸とか、川原とかで丸い石をよく見かけます。

川原の丸い石はについては、「河原の石が丸いのは、上流から流れくることにより、他の石とぶつかったり、川底の石とぶつかったりしてだんだん丸くなっていく。」と小学校の時に、誰もが教わったと思います。
日本の川はほとんどが急流なので、「がけ崩れなどで、大きい石が崩れ、水で流され、石同士や砂とぶつかり合い丸く小さくなる」という説は正しいとは思います。
だけど、愛媛県の重信川を例にとってみても、流路延長がたかだか36kmの川で、その中流域の久谷大橋付近で丸い石がごろごろしているのは不思議です。
川原に降りて調べてみても、まん丸ではないのですが、ほとんどの石は角がとれています。
ふつうに考えれば、岩盤から離れたばかりの岩は、でこぼこがたくさんあり、岩によっては割れやすい方向があって、四角い岩やになったり、薄く剥がれる形になったりします。
そして、これが川に流れて、色々なところにぶつかって角が取れていくと言われています。
このような運搬作用で、石の形を上流→下流で推定すると、
①大きい→小さい
②角ばっている→丸まっている
が常識です。
さらに砕けていけば、石(礫)はどんどん小さくなり、
巨礫→中礫→細礫→砂→シルト→粘土
となります。
でも、山の麓からせいぜい20km程度の久谷大橋あたりでこんなにも丸くなるものでしょうか?
大きな洪水で下流まで流れていった大きい石が海まで流れていったとして、小さい石になることは理解できますが、石や砂とがぶつかって、丸くなると言う部分は違うと思います。
この例として、洪水直後に河原に行ってみると、下流付近でもごつごつした丸くない石があります。
つまり、短時間では角が取れないことがこれで確証されたわけで、運搬作用での摩擦では丸くならないと考えられます。
では、どうして川原の石はまるいのでしょうか。
これは、水による溶解作用だと私は思います。
つまり、石は、石や砂にぶつかる必要がなく、水があるだけで溶けて丸くなると思います。
洪水などで、全く動かない川原の石でも、数十年経つと、なにやら洪水時の角ばった石から、少し丸くなったような気がします。
そして、地下に埋もれた石も、全く動かないのにもかかわらず、丸くなっている石が多くあります。
そして、流れの強い水は、より丸くすると思います。
また、水によって溶けるのでであれば、雨によっても同じことが言えると思います。

丸い石は、花崗岩とか安山岩などの火成岩の方が、片理面などの構造がないだけによく見つけることができます。
砂岩や泥岩などの堆積岩や、緑色片岩、黒色片岩などの変成岩は、先に述べたように、面的な構造があるので、扁平になっている石を多く見かけます。

海岸は、水による溶解作用は当然あるのですが、波の力はそれ以上にあると思います。
岩石海岸で、波が荒い方がまん丸の石を容易に見つけることができます。
四国では、瀬戸内海の伊予市の五色浜の海岸では、和泉層郡の砂岩が多く、扁平の石ばっかりですが、太平洋側の徳島県美波町の海岸は、四万十帯の石で、同じ砂岩なのに、まん丸の石が多いのにびっくりしました。
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