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地質調査の種類

地質調査にはいろいろな種類があります。
適用条件適用地盤と固さ適用上の留意点等
調査方法
ボーリング
ロータリー式機械ボーリング土砂から岩盤まですべての地盤に適用可能ボーリングマシンの能力により深さが決まります
ハンドオーガーボーリング硬い砂礫や岩盤は不適1m程度の掘削から、ロットを繋ぐ方法もあります
サンプリング
固定ピストン式シンウォールサンプラー

エキステンションロッド式

N値4程度までの粘性土や砂質土ピストンを固定し、サンプリングチューブを連続的に押込み試料採取する方法です
水圧式N値8程度までの粘性土や砂質土
デニソンサンプラー(ロータリー式二重管サンプラー)N値15程度までの中~硬い粘性土回転するアウターチューブ(外管)で土を切削しながら、サンプリングチューブ(内管)を地盤に押し込み試料を採取する方法です
トリプルサンプラー(ロータリー式三重管サンプラー)締まり具合が中位以上(N値10以上)の砂質土
回転するアウターチューブで土を切削しながら、インナーチューブを地盤に押込み、インナーチューブ内に装着したライナー内に試料を採取する方法です
ロータリー式スリープ内蔵二重管サンプラー軟弱粘性土を除く各種の軟岩から硬岩までの地盤や岩盤に対して適用採取率もよく、崩れやすい破砕帯あるいは亀裂の多い岩盤でも利用できます
ブロックサンプリング砂礫以外の地層地表面に近く、地下水位面より浅いところにあるものが対象です
サウンディング
標準貫入試験玉石,中硬岩を除く全ての地盤に適用可能N値と砂質土のせん断抵抗角、粘性土の一軸圧縮強さ、地盤の変形係数など、経験値から相関関係が得られているため、これらを利用してN値から地盤定数を評価することが可能です
深くなるとN値の補正必要です
スウェーデン式サウンディングN値8程度までの粘性土
N値10程度までの砂質土
標準貫入試験のN値や、一軸圧縮強さ、地盤の支持力との相関関係が示されているため、試験結果を利用して地盤の支持力評価を行なうことができます
ポータブル式コーン貫入試験N値4程度以下の粘性土や腐植土盛土などの締固め管理にも用いられたり、、戸建住宅など軽量構造物の支持力の概略判定に用いられたりします
オランダ式コーン貫入試験N値15程度までの粘性土
N値30程度までの砂質土
原位置における. 土の硬軟、締まり具合または土層の構成を判定するため、. 土の静的な貫入抵抗(コーン貫入抵抗)を求めるもので、固定装置や中間層により適応条件は変化します
電気式コーン貫入試験N値15程度までの粘性土
N値30程度までの砂質土

粘性土のせん断強さ、砂質土の定数、液状化抵抗の推定等が可能です        固定装置や中間層により適応条件は変化します

簡易動的コーン貫入試験N値15位までの粘性土・砂質土および崩積土自然斜面、盛土・切土のり面表層部の調査や、小規模建物および構造物の簡易的な支持力の判定に用いられ、この試験で得られるNd値と、標準貫入試験のN値や、スウェーデン式サウンディング試験のWSW 、NSWとの相関関係が示されています
動的コーン貫入試験玉石,中硬岩を除く全ての地盤標準貫入試験のN値との比較が行なわれ、経験的に相関関係が得られているため、標準貫入試験の代用として行なわれることが多い       調査が可能な深度は15m程度ですが、測定深度が深くなると、周面摩擦の影響が大きくなるため、実質的には4~5m程度までが有効であると考えられています
原位置べーンせん断試験N値2以下の軟弱な粘性土過去の研究から、ベーンせん断強さと一軸圧縮強さから得られたせん断強さは、ほぼ一致するという成果が得られています
孔内水平載荷試験孔壁面が滑らかで、自立する全ての地盤(玉石地盤を除く)測定器や容量に応じて適用地盤が異なります  試験によって求められた変形係数Eは、標準貫入試験のN値や、平板載荷試験、室内土質試験(三軸圧縮試験、一軸圧縮試験)結果から求められた変形係数との関係が研究されていて、それぞれについて関係式や相関図などが示されています
凡例
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