礫岩と角礫岩

河原などでよく見かける礫岩について調べてみました。

(1)礫岩について
礫岩(れきがん、conglomerate、コングロメレート)は、礫が続成作用により砂質・泥質・石灰質・ケイ質などの基質によってくっつき、固められてできた岩石で、堆積岩(砕屑岩)の一種です。
まず、直径2mm以上の砕屑物質を礫と言い、この礫が入っているのが前程です。
そして、礫の割合が50%以上を占めるものを礫岩と言っています。
それ以下の場合には礫質と呼んでいますが、野外では礫の割合が数十%以上のものは礫岩に含めていることが多いとのことです。
日本には礫岩がよく発達していて、ほとんどが砂質基質から成っています。
礫種が1種のときは単成(単元)礫岩、2種以上のときは複成(多元)礫岩と呼んでいます。
一般に河原にある礫岩は、円味を帯びたり、かなり円くなった破片からなる粗粒の砕屑岩で、同種の礫の固まったものがよく見られます。
礫の大きさによって、礫岩は次のように細分化されています。
①巨礫岩(boulder conglomerate) - 径256mm以上
②大礫岩(cobble conglomerate) - 径64mm以上256mm未満
③中礫岩(pebble conglomerate) - 径4mm以上64mm未満
④細礫岩(granule conglomerate) - 径2mm以上4mm未満

(2)角礫岩について
礫が角張っている場合(角礫)は、角礫岩(かくれきがん、breccia)と呼び、堆積環境が差別化されています。
角礫岩は、火山砕屑岩(かざんさいせつがん、pyroclastic rock)で、火山から噴出された火山砕屑物(火砕物)が堆積してできた岩石で、火砕岩(かさいがん)とも言います。
現在では堆積岩として扱われることが多いのですが、マグマを起源とすることから火成岩の一種である火山岩とする場合もあります。
角礫岩の種類として、次のような岩石があります。
①火山角礫岩(volcanic breccia)
火山岩塊を多く含む火山砕屑岩です。
粗粒な火山砕屑岩で、火山から放出された物質に由来する角礫岩です。
濃集し堆積する環境は水や大気が関係することがあります。
その組成は凝灰角礫岩、あるいは爆発角礫岩に類似しています。
②凝灰角礫岩(tuff breccia)
火山角礫岩に比べ、火山礫や火山灰を多く含む火山砕屑岩です。
多量の凝灰岩の基質の中に熔岩の岩片が含まれています。
角礫岩質凝灰岩(Brecciated tuff)とは異なります。
③爆発角礫岩(explosion breccia)
火山角礫岩で、集塊岩程度の角張った岩片でできており、細粒の基質は全くあるいはほとんど含まれていません。
火山が爆発したその場所で形成されたもので、粉砕された母岩や貫入した火成岩物質の自破砕作用を行なったものが含まれています。
④火道角礫岩(vent breccia)
火山の噴火終息直後に、火道内で溶岩の破片や火道周辺の岩石の破片が火山灰とともに固まったものです。
角礫の長軸が火道に平行に配列していることが多いのが特徴です。
⑤石灰角礫岩(Lime breccia)
角礫岩の中で、特に石灰岩の角礫を多く含んでいる岩石です。
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