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インドネシアの三色湖

インドネシアには、3つの隣接した湖の色がそれぞれ違うという不思議な火口湖があります。

インドネシアの南端の島々で有名なバリ島から、東へ3個目のフローレス島にある、クリムトゥ山という火山の中でのカルデラ湖です。

すべての湖をケリムツ湖と呼んだり、三色湖と呼んだりしています。
ケリとは山、ムツは沸騰を意味し、あわせて火山の意味だそうです。
第一湖がチヲゥアタンブプ(Tiwu Ata Polo 罪人の霊の行く湖)と呼ばれ黒色に近い赤色です。
2番目の湖が、チヲゥヌワムリクー輝( Tiwu Nuwa Muri Koo Fai 若い人たちの精霊の湖)と呼ばれ、青緑色や青色です。
3番目の湖はチヲゥアタポロ(Tiwu Ata Mbupu 老人の霊の行く湖)と呼ばれ、以前は緑色だったみたいですが、今は深緑色です。
ここは、西へ約1.5km離れています。
島の人たちは、赤い湖には悪人の魂が、青い湖には若者と乙女の魂が、緑色の湖には老人の魂が眠っていると信じられているそうで、若い人が死ぬと、霊魂はチヲゥヌワムリクー輝へ行き、老人が死ぬとチヲゥアタポロへ行き、罪人が死ぬとチヲゥアタンブプへ行くと信じているそうです。
3つの湖の色はそれぞれ異なりますが、その色は時々変化しているそうです。
25年前には、チヲゥヌワムリクー輝は12回もその色を変え違う表情を見せたようです。

クリムトゥ山頂上の標高は1639m、数km離れてクリボとクリバラの火山円錐丘があります。
そして、この火口湖では、小規模な水蒸気爆発が起きているそうです。
そして、色が変わる原因として、山の地下から吹き出てくるガスに含まれる鉱物の違い、化学反応によって違うのだと言われています。
しかも、常にこの色というわけではなく、いろいろと色が微妙に変化しているそうです。
勿論、根本は同じ火山なので、どうして色が違うのか、正確なことは分かっていないようです。

ここは、観光地になっているかどうかはわかりませんが、山の頂上の火口湖なので、足腰は鍛えていないと現地には行けないと思います。

インドネシアには、3つの隣接した湖の色がそれぞれ違うという不思議な火口湖があります。クリムトゥ山という火山で、インドネシアの南端の島々で有名なバリ島から、東へ3個目のフローレス島にあります。 
基本的には、青、緑、赤という感じだそうですが、Googleマップで見ると、ターコイズブルー、
マリンブルー、そして、ほとんど黒に近いチョコレートカラーといった感じです。
チヲゥアタンブプ(赤色の湖)が右下で、チヲゥヌワムリクー輝(青色の湖)が右上です。
左上にはチヲゥアタポロ(緑色の湖)があります。
こうしてみると、明らかに色が違っています。
特に右側の色の違いは不自然です。

Kelimutu 2008-08-08
まるで、絵の具を使って塗り替えたような不自然さです。
こんなにも隣り合わせの湖で色が違うのは何故でしょう?
少なくとも、岩盤の亀裂などで、隣の湖へ漏水したりはしないのでしょうか?

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