現在の放射能濃度

日本列島には、福島原発の事故より前から自然放射線がありました。

(1)日本の自然放射線
この放射線の量は、西日本の方が東日本より多くなっています。
これは、花崗岩が放射線量に影響するカリウム40やウランなどの含有率が他の岩石に比べて多いことが知られており、花崗岩地帯の多い西日本が自然に多く含んでいます。
そして、苗木花崗岩と土岐花崗岩などの放射性元素を多く含んでいる花崗岩地帯のある長野県、岐阜県、福井県が1.16~1.19ミリシーベルトで一番高い数値です。
愛媛県も高縄半島は領家花崗岩帯であり1.13ミリシーベルトですから自然放射線の高い県です。
参考までに福島県は1.04ミリシーベルトでした。
一番少ない県は、青森県の0.86ミリシーベルトで、一番高い県との差は0.33ミリシーベルトです。
この数値だけをみると自然放射線には大差はないと思います。

(2)一般人の年間被ばく限度
次に、一般人の年間被ばく許容限度ですが、原子炉等規制法と放射線障害防止法では、一般の人の年間(総)被ばく許容限度は、自然放射線による被ばくに加えて1年間に1ミリシーベルトと決まっています。
つまり、自然放射線レベルの2倍の放射線量(平均すると0.3マイクロシーベルト/時間)の場所に1年間いれば、年間許容限度を超える線量を受けることになります。

(3)現在の放射能濃度
全国の放射能濃度一覧表をみると、今日(11月30日)の数値では、
福島県双葉郡・・・・0.98マイクロシーベルト/時間
茨城県水戸市・・・・0.081マイクロシーベルト/時間
埼玉県さいたま市・・・・0.052マイクロシーベルト/時間
栃木県宇都宮市・・・・0.055マイクロシーベルト/時間
宮城県仙台市・・・・0.062マイクロシーベルト/時間
東京都新宿区・・・・0.055マイクロシーベルト/時間
大阪府大阪市・・・・0.045マイクロシーベルト/時間
山口県山口市・・・・0.097マイクロシーベルト/時間
愛媛県松山市・・・・0.051マイクロシーベルト/時間
高知県高知市・・・・0.027マイクロシーベルト/時間
このような結果になり、0.3マイクロシーベルト/時間を超えているのは福島県双葉郡だけになります。
福島県双葉郡は福島原発に近いので、このような結果が出るのは当然かも知れません。
他の県とは一桁違っていますが、思ったよりは数値としては少ない量だと私は思いました。

(4)コメからの放射性セシウムの検出
こんな中、11月29日に、福島県伊達市の農家3戸が収穫したコメから国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されました。
検出されたのは、1キログラム当たり1050~580ベクレルのセシウムです。
これを単純にシーベルトに換算すると11.02マイクロシーベルト/時間になります。
大気中の濃度よりも大きい数値ですが、毎日食べるわけではないので特に気にすることはないとは思いますが、でも国の暫定基準値よりは多いことは確かです。

(5)今後の原発の必要性
まだまだ大気中にも放射能が漂っています。
でも、これから再度の爆発などが起こらなければ徐々に濃度は薄くなるような予感がします。
心配なのは食品ですが、これは気をつけるといってもすでに全国津々浦々まで、放射能を浴びた食品が出回り、そして食べていると思います。
今回見つかったコメは氷山の一角だと私は思っています。
でも、当然注意は必要ですし、政府や食品会社、そしてスーパーなどの小売店は最大限の配慮が必要だと思います。
こうなったのもすべて原発のせいです。
その原発を未だに止めていないのは不思議ですが、日本人のほとんどの人達が大なり小なり外部被爆や内部被爆をしているこの現実を考えると、原発は全く必要のないものだと言えると思います。
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