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地質用語(37)

地質用語及び関連用語をまとめてみました。
前回に引き続き、(き)から始まる用語です。

・輝沸石 (きふっせき)
輝沸石は、沸石グループの中で、ももっともオープンな結晶構造を持った種のひとつです。
結晶は板柱状で、フレーム構造がシート状であるため、明瞭なへき開を示します。
そのへき開面が、束沸石よりさらに強い真珠光沢を放つことが、和名の由来と言われています。
・偽浮遊 (ぎふゆう)
偽浮遊とは、元来、底生成の生物が、二次的に生活地を離れて浮遊することを言います。
・偽平衡 (ぎへいこう)
偽平衡とは、親和力は0ではないが、実際に反応が進行しない場合を言います。
より安定な状態へ変化する速度が非常に小さいため、見かけ上何の変化も起こさず化学平衡と見なせる状態で、一種の準安定状態と考えることができます。
・偽劈開 (ぎへきかい)
偽劈開は、細密褶曲劈開とも言い、葉片状鉱物を含む岩石及び、細密不均等多層構造を示す岩石にのみ発達する、細密で平行な軸面を持つ微褶曲系です。
・気泡痕 (きほうこん)
気泡痕とは、軟らかい堆積物表面の小さな浅い窪みで、気泡の逸散によって形成されたものです。
窪みの周囲に突出し盛り上がった縁どりはありません。
・起泡剤 (きほうざい)
起泡剤とは、液体中に安定な泡を発生させるために添加する物質のことです。
界面活性剤の一種でセッケン、合成洗剤に配合します。
・規模指数(きぼしすう)
規模指数は、マグニチュードとも言い、地震のエネルギー規模を表す単位のことです。
1935年にアメリカの地震学者リヒターが定義を示しました。
これに対して日本で使用される震度は地震の揺れの程度を示す数値です。
但し、マグニチュードが必ずしも震度の数値には直結しません。
・偽ボレイ石 (ぎボレイせき)
偽ボレイ石は、ボレイ石の上に平行連晶として成長します。
青色で真珠光沢を放ちます。
・基本水準面 (きほんすいじゅんめん)
基本水準面とは、高さの基準となる水準面のことで、日本では、三浦半島の先端油壺にある験潮場の潮位記録をもとに決定された東京湾平均海水面がこれにあたります。
・来待石 (きまちいし)
来待石は、1400万年前に形成された凝灰質砂岩で、宍道町来待地区にのみ分布しています。
この石は、島根県の地場産業である国指定の伝統的工芸品、出雲石灯ろうの原材料として、広く知られています。
・黄味マン (きみマン)
黄味マンとは、きびマンのことです。
・木村栄 (きむらひさし)
木村栄さんは、明治3年9月10日、石川県の生まれの男性天文学者で理学博士です。
岩手県奥州市の緯度観測所で緯度変化の観測に従事し、明治35年、緯度変化の公式にZ項(木村項)を付加すべきことを提唱しました。
著書は、「緯度観測所に就て」「緯度変化に就て」があります。
・逆押しかぶせ断層 (ぎゃくおしかぶせだんそう)
逆押しかぶせ断層は、逆衝上とも言い、下盤が外力の方向に移動した低角の衝上断層のことです。
・逆級化 (ぎゃくきゅうか)
逆級化とは、堆積している一連の粒子の大きさが、下から上へと連続的に大きくなっている場合を言います。
・逆三角州 (ぎゃくさんかくす)
逆三角州とは、湖沼の排出口が水位のあまり差の無い他の湖沼・河川・海湾に開いている場合に、これらの川や湖の増水・氾濫・上げ潮により水が逆流すると、排出口の流れの上流に向かい水の運搬物質が沈殿して堆積地形を生ずることを言います。
水が逆流することと水位の差が少ないことが原因です。
・逆磁極期 (ぎゃくじきょくき)
逆磁極期とは、磁針のN極が北を指す正磁極期とは逆で、N極が南を指すことです。
地質時代で最後の逆磁極期(249万~72万年前)は松山逆磁極期と名付けられています。
・逆2乗則 (ぎゃくじじょうそく)
逆2乗則は、逆2乗の法則、2乗逆比の法則とも言い、相互に力を及ぼす素因の間の距離の間の力が、その結合線の方向に向き、距離の二乗に逆比例するという法則のことです。
・逆従川 (ぎゃくじゅうがわ)
逆従川は、逆従河川とも言い、土地の一般的傾斜と反対方向に流れる川のことで、その地域の必従河川と反対方向に流れます。
・逆従谷 (ぎゃくじゅうこく)
逆従谷は、逆従川によって刻まれた谷のことです。
・逆従断層線崖 (ぎゃくじゅうだんそうせんがい)
逆従断層線崖とは、初めに形成された断層崖と反対の方向を向いている断層線崖のことです。
・逆衝上 (ぎゃくしょうじょう)
逆衝上は、逆押しかぶせ断層のことです。
・逆潜流 (ぎゃくせんりゅう)
逆潜流とは、海底の傾斜に沿って、海に戻る引き波のことです。
・逆断層 (ぎゃくだんそう)
逆断層とは、傾斜した断層面に沿って、上盤が下盤に対してずり上がった断層のことです。
・逆転 (ぎゃくてん)
逆転とは、気温逆転とも言い、高度に伴う大気の性質、特に気温の変化が通常と異なる現象のことです。
・逆転層(ぎゃくてんそう)
逆転層とは、普通ならば高度の上昇にともない気温が低下するはずなのに、逆に上昇が起こる層を言います。
・逆転褶曲(ぎゃくてんしゅうきょく)
逆転褶曲は、過褶曲とも言い、褶曲軸面が90度以下の角度で傾斜し、両翼の岩層の傾斜の角度は異なっても方向が同一であるような褶曲のことです。
・逆累帯構造 (ぎゃくるいたいこうぞう)
逆累帯構造とは、斜長石の中心部よりも周辺部の方が灰長石成分(An)に富む鉱物の累帯構造のことです。
・木山変成岩 (きやまへんせいがん) 
木山変成岩は、大部分が緑色片岩のような塩基性岩起源のもので、蛇紋岩のメランジュの中にブロックとして取り込まれ、地下深所から持ち上げられてきたと考えられています。
熊本市東方の金山川沿いに分布しています。
・球果 (きゅうか)
球果とは、裸子植物の、特に松・杉などの針葉樹がつくる果実のことで、多数の木質の鱗片が重なって球形や円錐形をなすものを言います。
種子は各鱗片の内側に付き、松の場合は松かさと呼ばれています。
・球顆 (きゅうか)
球顆とは、酸性のガラスあるいは酸性岩に見られる球状の物体の総称で、一般に数cm以下の径であるが,3m以上の大きな球体も報告されています。
・級化 (きゅうか)
級化とは、岩石中の粒子の粒径が上に向かって減少することで、堆積物中の様々な粒径の粒子の混合の度合いを言います。
・球顆隕石 (きゅうかいんせき)
球顆隕石は、コンドライトとも言い、カンラン石や輝石からなる球状物質(コンドール,あるいはコンドリュールとも言う)を含む石質隕石のことです。
地上に落下する隕石全体の80%を占め、鉄の含量と存在状態により幾つかのグループに分かれます。
・級化層理 (きゅうかそうり)
級化層理とは、単層の断面で、基底から上に向かって堆積粒子の粒径が粗粒から細粒へと連続的に変化する現象のことです。
乱泥流により静水中に運搬された砕屑物は、重い粗粒子ほど速く沈降し級化成層を生じます。
・球果類 (きゅうかるい)
球果類は、針葉樹類のことで、スギ・ヒノキなどがあります。
・休閑地 (きゅうかんち)
休閑地とは、休閑中の耕地や利用されずにいる土地、空き地のことです。
・球形度 (きゅうけいど)
球形度とは、砕屑物の粒子が、運搬作用の過程で摩減し、球形に近づいていく度合いのことです。
・吸光光度法 (きゅうこうこうどほう)
吸光光度法とは、光が溶液中を透過するとき、溶質による光の吸収を分析機器(光電分光光度計、光電光度計)によって定量的に測定し、これによって試料中の溶質濃度を求める方法のことです。
・球座標 (きゅうざひょう)
球座標とは、空間の任意の一点の位置を、定点からの距離と方向とで示す座標のことです。
・休止井 (きゅうしせい)
休止井とは、稼働井、作業井に対する言葉で、本来の作業を休止している坑井のことです。
吸湿水 (きゅうしつすい)
・急斜褶曲(きゅうしゃしゅうきょく)
急斜褶曲は、閉じた褶曲とも言い、褶曲において、両側の翼のなす角度が10~70度の時を言います。
吸収因子 (きゅうしゅういんし)
・九州外帯花崗岩 (きゅうしゅうがいたいかこうがん)
九州外帯花崗岩は、九州外帯に散在する花崗岩のことで、黒雲母花崗閃緑岩~アメダロ岩を主とし、閃緑岩~トナール岩あるいは電気石アプライト・ペグマタイトなどの岩相を伴っています。
・吸収係数 (きゅうしゅうけいすう)
吸収係数は、吸光係数とも言い、入射光の強度をI0,透過光の強度をIとし、吸収層の厚さをlcmとしたとき、ランベルト-ベールの法則ではI=I0e−mlの関係がありますがmのことです。
・吸収軸 (きゅうしゅうじく)
吸収軸とは、光学的二軸性結晶において、光の吸収率最大最小の振動方向およびそれに直角の方向のことです。
・吸収端 (きゅうしゅうたん)
吸収端とは、物質によるX線の吸収スペクトルを測定した時に、急激に吸収が増加するエネルギーのことです。
・九州-パラオ海嶺(きゅうしゅうパラオかいれい)
九州-パラオ海嶺は、沖ノ鳥島海嶺とも言い、フィリピン海プレートのほぼ中央を南北に走っている海底山脈のことです。
宮崎の日向沖から、沖ノ鳥島を通りパラオ諸島まで向かう海嶺です。
・球晶 (きゅうしょう)
球晶とは、放射対称に球状成長する結晶のことで、特に高分子(ポリマー)の球晶は、多層構造を形成します。
・球状 (きゅうじょう)
球状とは、ある種の顕晶質火成岩に見られる球体または楕円体の構造です。
・球状ウラン鉱 (きゅうじょうウランこう)
球状ウラン鉱は、単斜晶系で、色調は、赤橙色から橙黄色および黄金色で、鈍光沢です。
性状は、半球状集合体となり、ときどき粗くかつ晶洞細長い微細な鋭く端形成した結晶です。
・球状花崗岩 (きゅうじょうかこうがん)
球状花崗岩は、多数の球状や楕円状の塊を花崗岩物質で埋めた状態の花崗岩のことです。
花崗岩の成分鉱物の鉱物組成が部分的に異なり、中心部から外部に向かって層状に配列して、球体,楕円体または多少不規則な外形などの塊を形成したものを言います。
球状体の中心部にはしばしば黒雲母またはその他の有色鉱物が多量に集合することがあり、またこの部分が長石のみ、あるいは正規の花崗岩と同一の鉱物成分を示すこともあります。
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